犬は最期を迎える時に鳴く?涙を流して挨拶するってホント?

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ずっと一緒に過してきた愛犬が息を引き取る最期には鳴くと言われています。

必ずしもそうなるとは限らないと思われますが、意識がなくなっているのに鳴きながら旅立っていったという話は多いですね。

お別れは、悲しいけれど必ず訪れます。

死を迎える際にはそれとわかる前ぶれが見られることがわかっています。

愛犬が最後に鳴くのは前ぶれの一つなのかもしれませんね。

ここでは心の準備を進める上で知っておきたいことなどをご紹介します。

 

犬が死ぬ前に鳴くのは悲しいから?

ワンコが虹の橋を渡るのは早くて10歳、長生きできても15歳くらいで、看取る話はブログなどでもたくさん上げられています。

そこでよく見かけるのはワンコが旅立つ前に鳴いたという話で、中にはふだんは見せなかった涙を流して鳴いたといった話もあります。

目を開けていてまだ意識があるなら、自分の最後を察知して鳴いているのかもしれません。

意識がないのに鳴くのは、息がしづらく呼吸が大きくなり、声帯を空気が通過する際に震わせるので鳴いているかのように聞こえるのだと言われています。

しかし、ご主人にはお別れが悲しくて鳴いているかのように聞こえるに違いありません。

 

犬が老衰死を迎える時の兆候について

ワンコが死の前には、次のようなことが見られます。

  • 何となく不安そうな表情をしている
  • ふだん以上にくっついてきて離れない
  • 1日中だるそうにしている
  • ずっと眠そうにしていて目がトロンとしている
  • 寝ている時間が多くなる
  • 体温 が下がっている
  • 食欲が落ちている
  • 好きだったものを食べなくなり、好き嫌いが多くなる
  • 名を呼んでも反応が鈍い
  • 家の外に出たがらない
  • いつもハアハアとしていて呼吸の回数が多くなる
  • 皮膚に弾力がなくなり被毛に潤いがなくなる

いつもワンコとコミュニケーションが取れているならば、これらの異変にはすぐ気がつくでしょう。

高齢になったら、これらのほかにも体温やオシッコ、ウンチの様子なども毎日チェックしておきましょう。

 

犬が老衰死を迎える際にしておくこと

ワンコが旅立ってからではどれほど後悔しても遅いのです。

まだ意識があって反応があるうちに、喜ぶことをしてあげてくださいね。

 

できるだけそばに寄り添う

まだ元気なころに、遊んで欲しくてじゃれついてきても、忙しいからと後回しにしたりしていませんでしたでしょうか?

もう立ち上がれなくて寝たきりになっていたとして、そばにいてあげてください。

みんなが集まる賑やかな場所や、お気に入りの場所に寝かせて、声をかけて撫でてくださいね。

 

散歩に連れていく

歩けなくなってもワンコは外の空気を吸いたいのです。

抱っこしたり、カートなどがあればそれに乗せたりして、いつもの散歩コースを歩けば、きっと大喜びするでしょう。

たくさん話しかけながら外の空気を吸わせましょう。

また、庭やベランダなどがあるなら、そこに寝かせて日光浴させてもよいですね。

静かにのんびり、お日さまの光を浴びさせてあげてくださいね。

 

大好きなものだけを食べさせる

寝たきりになり食べなくなっているかもしれませんが、好きな食べ物やオヤツなら食欲がわくかもしれません。

もう栄養バランスを考えずともよい状況ですので、大好きなものだけを食べさせてよいでしょう。

どんなに欲しがっても身体に悪いからと食べさせなかったものも、もう食べさせてもいいでしょう。

ノドに詰まらせないように気をつけながら食べさせてくださいね。

 

身体をきれいに拭く

いつもどおりにシャンプーすることは難しいので、水を使わないドライシャンプーできれいにしてください。

全身をシャンプーしなくてもよいので、特にオシッコやウンチなどをおもらししているならばお尻などをこまめに拭きましょう。

また、ブラッシングもこまめにするとよいですね。

 

息を引き取る最後の瞬間の様子とは?

いよいよその時がくると。次のような様子が見られるようになります。

  • 表情がなくなり、目がうつろになり視点が定まらなくなる
  • 呼吸が乱れ、荒くなり、浅くなり回数が増える
  • 体温が下がり、肉球が冷たい
  • 唇や歯ぐきなどが青白くなっている
  • 意識が不明となり呼びかけても反応がない
  • 時々ピクピクとけいれんを起こす
  • オシッコやウンチがもれ出てくる

この状態が全て現れるというわけではありませんが、このような様子が見られるようになったら、気持を落ち着けてその時を迎えましょう。

 

犬が最後を迎える前に考えておくこととは?苦しむ姿をみせたら?

ワンコが最後を迎える際に苦しんでいたら、その姿を見ているのは辛いですよね。

早く楽にしてあげたいと願う人は多いことと思います。

欧米では治る見込みがない疾患にかかったとわかっただけでも安楽死を選ぶケースが多いとされています。

日本では安楽死に心情的に抵抗が強く、絶対に施さない獣医さんもおられますが、早く解放したいと願うのであれば選択肢のひとつでしょう。

 

犬は最期を迎える時に鳴く?涙を流して挨拶するってホント?まとめ

最期を迎えようとしている愛犬が鳴く真の意味はわかりません。

何かを伝えたいのか、それとも苦しくて鳴いているのか、あるいは呼吸が荒くなって鳴いているように聞こえているのかもしれません。

でも、家族だった愛犬が最期に鳴くのは、お別れの挨拶をしていると思いたいですよね。

今までかわいがってもらったことの感謝の気持ちを伝えたいのかもしれませんし、別れることがイヤで鳴いているのかもしれません。

愛犬がその最期に鳴く時は、優しく声をかけて撫でてあげるようにしてあげましょう。

そうすればきっと、安心して穏やかに旅立つことができるでしょう。

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