【専門家監修】若林あき子
●JKC愛犬動物飼育管理士●愛玩動物救命士●JCSA動物看護士●犬のしつけインストラクター●犬の栄養管理士●ペット介護インストラクター●ドッグトレーニングアドバイザー…等
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犬のチワックス。チワワとダックスのミックス犬の特徴と性格
犬のチワックスの特徴について
チワックス犬の見た目の特徴についてです。
チワワの愛らしいウルウルとした瞳とダックスフンドの胴長短足の特徴を持ち合わせています。
お顔はチワワの傾向が強く出る子が多いようで、毛色はクリーム・レッド・チョコレート・ブラック・タンなどが。
耳は垂れ耳になることが多いですが、立ち耳の個体も見られますよ。
両親どちらかに似るかどちらの要素も引き継ぎますので、兄弟でも見た目が全然異なることもあります。
チワックス犬の体重は4kg前後です。
小型犬同士のミックス犬なので成犬になっても大きくなることはなく室内で買うにはピッタリですね。
犬のチワックスの性格について
犬のチワックスは性格の面でも、親犬であるチワワとダックスフンド両方の性質を受け継ぎます。
チワワの特徴として機敏で活発、勇敢な一面があります。
人見知りすることも多いですが、飼い主に心を開くと忠実で甘えんぼな性格です。
ダックスフンドの特徴として誰にでも友好的で辛抱強い一面があります。
猟犬の歴史があり、吠え癖や噛み癖がつきやすいと言われています。
これらの性質を受け継いだチワックスは、人懐っこく好奇心旺盛な性格の子が多いです。
チワワ・ダックスフンドどちらも吠えやすい特徴を持っていますが、チワックス犬は吠え癖がつきにくい傾向があります。
親犬の特徴を引き継ぐので、気になる場合は親犬の性格について確認するといいかもしれません。
犬のチワックス。チワワとダックスのミックス犬の飼い方
掲載元:インスタグラム bellachan_1006さんより
基本的に室内飼、でもしっかり社会化を
チワックスは体が小さく必要な運動量としても多くはないため、長時間の散歩の必要はありません。
しかし、まったくお散歩をしなくて良い訳ではありません。
チワワ・ダックスフンド両方に見られる警戒心の強さから、社交性が少ない子になってしまいがちです。
子犬の頃から他の犬や家族以外の人間に少しずつ会わせてあげるように心がけ社会化を促してあげましょう。
室内飼いをするにあたり、フローリングにはカーペットを敷くなど滑り防止の対策が必要です。
しつけは重要!
チワワ・ダックスフンドに見られる警戒心の強さや猟犬としての歴史から、吠え癖・噛み癖がついてしまう子も見られます。
犬のチワックスは甘えんぼな子が多いですが、子犬の頃から甘やかしすぎずしっかりしつけができるとその後のお世話がグッと楽になります。
散歩について
チワックスは特徴として足腰があまり強くありません。
長時間の散歩や激しい運度は必要ありませんが、社会系を学んだり、犬自身の楽しみも増えてストレスを軽減する効果も有ります。
適度に外に連れ出してあげましょう。
被毛のお手入れについて
チワックスの被毛はダブルコートで、換毛期には抜け毛の量が多くなります。
伸び続ける被毛ではないため定期的なトリミングは必要としませんが、ロングコートの場合お尻まわりなどを短くカットするとお手入れがしやすくなりますよ。
家庭での定期的なブラッシングやシャンプーでのお手入れをしてあげましょう。
犬のチワックス。チワワとダックスのミックス犬のかかりやすい病気3つ
椎間板ヘルニア
胴長の体型をしている犬種がなりやすいと言われています。
背骨の間にはクッションの役割をするゼリー状の椎間板があります。
この椎間板が何らかの原因によって突出してしまい、脊髄を圧迫することによって痛みの症状が現れる状態を椎間板ヘルニアといいます。
椎間板ヘルニアになると、動くと痛みを伴うため動くことを嫌がるようになります。
階段の登り下りができなくなったり、抱き上げた時に「キャン!」と痛がる様子がある場合は早めに獣医さんに診てもらった方がいいでしょう。
病気が進行すると麻痺が起こることもあり、足が動かなくなったり自力での排泄が難しくなることがあります。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は小型犬に多く見られる病気で、後ろ足の膝の骨が正常な位置から外れてしまうことを指します。
転倒や高いところから飛び降りた時に発症することが多いので気を付けましょう。
膝蓋骨脱臼になると痛みの症状が出るため、片方の足を持ち上げたり引きずるように歩いたりするようになります。スキップするように歩いたりすることも多いです。
段差を歩きたがらない、後ろ足を気にして痛がる様子があれば、獣医さんに早めに診てもらいましょう。
水頭症
水頭症はチワワがかかりやすいとされる病気で、頭蓋骨内の脳が収まっている部分を満たす脳脊髄液が過剰に溜まってしまうことで起こります。
脳脊髄液が過剰に溜まってしまうと脳を圧迫するため、痙攣発作が起きたり体がうまく動かない様子やクルクルと長時間回り続けるなどの神経症状が見られることがあります。
1歳未満の子犬に見られることが多いため、いつもと様子が違うことがあれば早めに獣医さんに相談しましょう。
犬のチワックス。チワワとダックスのミックス犬の育て方まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、人気犬チワックスの特徴や飼い方、かかりやすい病気についてお話しました。
小型で、飼い主に対して深い愛情を示してくれる甘えんぼなチワックスの虜になっている方も多いようです。
家族として迎える前に、チワックスの特徴や買い方についての知識を持ち環境を整えてあげることが大切です。
チワックスってどんな犬なんだろう?
飼い方に注意することってあるのかな?と悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!