犬は人の言葉を理解できることから、知能指数が高いのではないかと言われています。
IQとは「Intelligence Quotient」の略で、日本語では「知能指数」と呼ばれています。
犬にもIQがあり知能の高さにおいて犬種差や個体差があることが知られています。
人と犬とでは評価項目などが違いますが、犬のIQは人の子なら2歳から3歳くらいの高さがあると言われています。
この記事では犬のIQの調べ方や、高い犬種などをご紹介します。
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犬のIQテストとは?
知能テストに敗北する犬 pic.twitter.com/rtOGFyuyFv
— アメスピ (@amesupi0828) November 10, 2022
ワンちゃんにも知能差がある事を証明する研究は、1960年代にアメリカで行われたのが最初で、5種のワンちゃん470頭を同じ環境で飼育して、さまざまな項目を比較する調査でした。
試験項目は「興奮しやすさ」、「ハンドリングやリード拘束への反応」、「問題解決能力」、「攻撃性」、「吠えやすさ」、「訓練性」などで、犬種ごとに特異なパターンがみられました。
ワンちゃんの犬種ごとのランク付けがされたIQテストで有名なのは、カナダの心理学者であるスタンレー・コレン博士のもので、主に次の3つの能力項目を調べます。
- ワンちゃんが本来持っている本能や直感する能力
- ワンちゃんが自分で考えて解決する能力
- 飼い主さんなど人間の指示に従う能力
コレン博士は132種類のワンちゃんについてこれらを調べました。
犬のIQの数値とは?
ワンちゃんの知能は😆
人間の2歳児と同程度
知能指数の研究によれば、犬は人間の言葉を165個理解し、4~5の数字まで数えることができるとされ、2~3歳児と同程度の知能を持っていることが分かっています。 中でも特に知能指数が高いとされる犬種は、簡単な計算までできるそうです😆
賢いね❤️❤️❤️❤️❤️ pic.twitter.com/djgLSWkIsG— あっちゃん@犬好き (@iinegokigen) January 10, 2021
人のテストとは全く内容が違うので比較する事はできませんが、5点満点の8つのテストの合計点で、次のように評価が決められています。
- 36~40点:天才的なワンちゃん
- 32~35点:とても知的な知能を持っている
- 28~31点:平均値より高めなちょっと賢い
- 20~27点:平均値の知能指数
- 16~19点:平均値よりちょっと低め
- 0~15点:頭が悪いというよりは気が向かなかったのかも
各テストの0点は、ワンちゃんが「反応しない」という評価なので、理解できていないよりも気分が乗らずに注意がほかに向いていた可能性が高いとみなされます。
そのためこれらが0点であっても、それは「頭が悪い」という評価ではありません。
犬のIQトップ5をご紹介!
実家にボーダーコリーのルゥくんが仲間入りしました🐶🐾
めちゃくちゃ可愛い!!!!🫶🏻
吠えないしトイレ失敗しないし賢い!ほんとにこの犬種頭いいんやなって思った🥺🥺🥺
赤ちゃんの時期なんてちょっとしかないよね、すぐ大きくなる😮💨
3ヶ月なのに手とか大きいし中型も思ったより大きくなりそ🤣 pic.twitter.com/4oHZzfPwxC— あめ🍬*⋆ (@amam_42_) December 5, 2023
この結果は1994年に公表されていて、それによるとIQが高いトップ5は次のワンちゃんたちです。
第1位:ボーダー・コリー
イギリスの牧羊犬として優秀な、ボーダー・コリーが栄えある第1位とされています。
飼い主の指示への理解力がトップクラスとされ、羊を集めて誘導するために必要な、自分で状況を
判断する能力にも長けていると言われています。
ただ賢さのあまり、飼い主の対応によっては言うことを聞かなくなることがあるので、しっかりしつけを行うことが必要です。
第2位:プードル
IQテストでは、記憶力と思考力に優れているとされているフランス生まれのワンちゃんです。
プードルは見た目のかわいらしさと、性格がおだやかでしつけがしやすいことなどもあって日本でも人気の高い犬種ですが、とても賢く仕事をよく覚えると言われています。
身体のサイズが小さい順に「トイ」・「ミニチュア」・「ミディアム」・「スタンダード」の4種類に分類されていて、日本では小型のトイ・プードルが好まれています。
第3位:ジャーマン・シェパード
警察犬として名高いドイツ原産のジャーマン・シェパードは、飼い主に忠実で厳しい訓練にも積極的に取り組む意欲が高く、飲み込みが早いことでも知られています。
指示を正しく理解して確実にこなす能力を持ち、軍用犬や麻薬犬などの重要な使役を任せるに値するワンちゃんです。
第4位:ゴールデン・レトリーバー
おだやかな性格で飼いやすい大型犬として人気の高い、スコットランド原産のワンちゃんです。
高い知力によって訓練やしつけをすぐに覚え、飼い主の気持ちや感情を察する能力などもあって、盲導犬や介助犬としても活躍しています。
第5位:ドーベルマン
鋭い立ち耳を持ちシュッとした精悍なイメージのドーベルマンはとても勇敢で、シェパードと同様に軍用犬・警察犬・麻薬探知犬などとして活躍していて、知力と身体能力の高さを感じさせます。
警戒心が強いために子犬のころからしっかりしつけることが大切ですが、飼い主の言うことを良く聞く従順さを持ち合わせています。
IQランキング上位に柴犬などの日本犬がいないのはなぜ?
さんぽから帰って飼い主を起こすえらい子!でも心は朝食準備の音にもっていかれてるね☺️ pic.twitter.com/QMwJEDVh0u
— 柴犬のいちちゃん (@ichifuuu163819) December 6, 2023
ここでは第5位までのご紹介しておりますが、このランキングは137位まで公表されています。
しかし、その中には従順で賢いとされている柴犬などの日本犬全てが下位にランクされていて、柴犬はなんと92位なのです。
これにはさまざまな理由が考えられ、ひとつにはテストのやり方にあるとする説があります。
柴犬は自己主張が強い面があり、飼い主をリーダーとして認めるまでに時間がかかるとされ、テスト担当者を飼い主と認めていなかったためではないかと言われているのです。
柴犬や日本犬の名誉のために申し添えれば、彼らの性格が向いていなかったため点数が低かったのではないかと考えられます。
犬のIQはどのくらい?IQが高いのはこの犬種!まとめ
辿り着けた賢い奴がこっちに飛ばしてこないか待ってる犬=わい。
落ちる=痛い
分かれ道=運ゲー
回り道=しんどい pic.twitter.com/mgCcGLT0OF— とぅとぅる🫥レバナス&TQQQ積立中! (@tuturuknight) December 4, 2023
ここまでのご紹介で、犬にも知能があって犬種によってIQに差があることをお伝えしました。
ただし、犬のIQには犬種の差だけでなく人と同様に個体差があり、IQが高い犬種ならしつけが簡単かと言えば必ずしもそうではないのです。
愛犬のしつけには、お家や周囲などの環境やしつけの方法などが大きく関わっています。
IQが高い犬種なのになかなか言うことを聞かないような時は、しつけの方法が間違っているのかもしれないと、考えてみることが大切です。