さんふらわあで愛犬と船旅を楽しもう!

さんふらわあ 犬
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愛犬との旅行は車が便利ですが、遠くに行こうとして1日に何百キロも運転するのは疲れますし、愛犬にも大きな負担がかかりますよね。

そこでおすすめしたいのが車ごと乗船して、寝ているうちに目的地に到着できるフェリーの船旅です。

太陽のマークで有名な「さんふらわあ」フェリーなどで、お部屋に愛犬と泊まれるのをご存知でしょうか?

2022年現在で長距離フェリーの多くの路線に、ペットと泊まれるお部屋が用意されています。

ここでは、関西と九州、関東と北海道の船旅を、お部屋で愛犬と過ごせる「さんふらわあ」フェリーをご紹介します。

 

愛犬とお部屋に泊まれる2つの「さんふらわあ」

2つの「さんふらわあ」フェリーの船体には大きな太陽のマークがありますが、実は同じ会社ではありません。

どちらも商船三井の子会社で、「フェリーさんふらわあ」は関西と九州を結ぶ複数の航路を持っています。

また、もう一つの「商船三井さんふらわあ」は茨城県の大洗港と北海道の苫小牧西港を結ぶフェリーです。

 

3つの航路が選べる「フェリーさんふらわあ」

ワンちゃんと過ごすお部屋は「ウィズペットルーム」と呼ばれ、神戸~大分航路と大阪~鹿児島(志布志)航路に設定されています。

また大阪~別府航路も含めた全航路に、鍵付きケージの「ペットルーム」があります。

面会可能時間にいつでも会えて、ドッグランがある船ならケージから出して自由に遊ばせることができます。

 

神戸~大分航路(さんふらわあ・ごーるど、さんふらわあ・ぱーる)

愛犬と泊まれるスタンダード・ウィズペットルームには、2段ベッド1つの2名室(4室)と2つの4名室(2室)の2タイプがあり、窓から瀬戸内海を眺められます。

ベッド幅は80cmで、お部屋の広さは6.4~8.6㎡あり大型犬も自由に過ごせますが、ベッドやソファの上には乗れません。

お部屋の設備は洗面台・テレビ・空気清浄器があり、タオル・歯ブラシ・ナイトウェア・スリッパが完備です。

バス・トイレが室外なので出入の際のワンちゃんの脱走には気をつけましょうね。

また、ペット用アメニティには食器(フード用、水用・各1枚ずつ)・ペットシート・粘着クリーナーなどが備えられています。

 

大阪~志布志航路(さんふらわあ・さつま、さんふらわあ・きりしま)

この航路では10室あるデラックスルーム(17.1㎡)にウィズペットルームが設定されていて、全室ツインベッドで海側に窓があり、ソファーベッド利用で4名まで宿泊できます。

洗面台・トイレ・シャワーが付いていて、備品は次のとおりです。

  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • ドライヤー
  • 空気清浄機
  • 電気ケトル

アメニティにはタオルやポーチ(シャンプー類・ブラシ・歯ブラシセット・カミソリ・コットンセット)に、ナイトウェアや衣類用消臭スプレーなどがあります。

お部屋ではコーヒー・紅茶が用意され、一緒に置かれているお菓子はサービスです。

お部屋のペット用アメニティには食器(フード用、水用・各1枚ずつ)・トイレマット・ペットシート・粘着クリーナーがあります。

 

首都圏と北海道の貴重な絆「商船三井さんふらわあ」

大洗港~苫小牧西港間に4隻のフェリーが就航していて、関東と北海道を結ぶ唯一の航路です。

ラグジュアリーな夕方便(さんふらわあ・さっぽろ、さんふらわあ・ふらの)とカジュアルな深夜便(さんふらわあ・しれとこ、さんふらわあ・だいせつ)の2便があります。

愛犬と部屋で過ごせるのは夕方便のみですが、4隻全てに鍵付きケージのペットルームがあります。

「さっぽろ」と「ふらの」の船尾展望デッキの左右2カ所に自由に使えるドッグランがあり、足洗い場とオシッコ用ポール、ウンチボックスが付いています。

ドッグランへはルームキーが必要で、一般客が入れない造りになっています。

 

「さんふらわあ・さっぽろ、ふらの」で愛犬と泊まれるお部屋

5室の「スーペリアウィズペットルーム」で、ベッドとソファ以外で愛犬を自由して過ごせます。

全室トイレとシャワー付きで、テレビと冷蔵庫、電気ケトル、ドライヤーのほか、空気清浄器があります。

用意されているアメニティはタオル類とシャンプー類に歯ブラシセット、パジャマとスリッパです。

ワンちゃん用には食器(フード用、水用)・ペットシーツ(2枚)・ペーパータオル・コロコロ粘着テープ・消臭スプレー・貸し出し用リードがあります。

 

3タイプのスーペリアウィズペットルーム

愛犬と過ごすお部屋は次の3タイプで、8.46㎡~13.43㎡の広さがあり、愛犬がゆったり過ごせます。

  • オーシャンビュー(4名定員):小型犬5頭、または中型犬3頭、大型犬2頭まで
  • オーシャンビュー(2名定員):小型犬3頭、または中型犬2頭、大型犬1頭まで
  • インサイド(2名定員):小型犬3頭、または中型犬2頭、大型犬1頭まで

 

愛犬と乗るさんふらわあフェリーでの注意点

愛犬がストレスをためないように、ドッグランに連れて行くほか、室内でくつろげるようにお家で使っている寝具などを持参して安心させてあげるとよいでしょう。

また船酔いが心配でしたら、獣医さんから酔い止めの薬をもらっておくか、元気がないと感じたら外の空気を吸わせてあげましょう。

ペットの乗船字と下船時は専用の移動用カートに乗せて一般客と会わないようにするため、乗船時間が早く下船時間が遅くなります。

旅行計画を立てる際は、時間に余裕を持たせることをおすすめします。

 

さんふらわあで愛犬と船旅を楽しもう!・まとめ

ご紹介した「さんふらわあ」のほかにも、愛犬とお部屋で過ごせるフェリーはたくさんあり、それぞれ工夫がこらされていて愛犬との船旅を楽しめます。

ただ、それらのなかでも「さんふらわあ」2社は、愛犬との船旅を楽しめるとして評価が高いフェリー航路です。

初めてフェリーに乗船するワンちゃんには「さんふらわあ」をおすすめします。

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