犬の辞典|マスティフってどんな犬種?危険、性格や値段は?

マスティフ 犬 マスティフ 種類
Pocket

ーみなさんはマスティフという犬種をご存じでしょうか?

大型犬、危険などのキーワードを思い浮かべる方もいるかもしれません。

一言でマスティフといってもたくさんの種類のマスティフが存在します。

今日はそんなマスティフの種類や特徴、値段などについて詳しくお話していきます!

 

マスティフとは?

 

マスティフというと、一般的には「イングリッシュマスティフ」というイギリス原産の犬種を指すことが多いとされています。

イングリッシュマスティフはチベタンマスティフが祖先と言われています。イギリスで改良された犬種なんですよ。

過去には大きな体と攻撃性を活かして軍用犬や闘犬として活躍していましたが、現在はもっと穏やかな性格に改良されています。

 

イングリッシュマスティフって大きい?特徴は

イングリッシュマスティフの見た目の特徴についてです。

体高70cm、体重70kg前後の大型犬です。

頭が大きく筋肉質な体格が特徴で、垂れ耳と太い尻尾を持ちます。

被毛は短毛でカラーはフォーンやブリンドル、アプリコットなどがあります。

顔に黒色の模様がありますね。このことをブラックマスクと呼ぶこともあります。

顔や首周りの皮膚はたるみがあり、噛まれた時の衝撃を和らげたと言われています。

 

性格の特徴

イングリッシュマスティフの性格についてです。

軍用犬や闘犬として生活してきたこともあり、警戒心が強く攻撃性を持っています。

しかし飼い主には忠実な一面を持っており、家族には甘える様子を見せることもあります。

現在では改良が進み、攻撃性が減った温和な個体が増えてきています。

非常に賢いためしっかりとしつけができていれば良いパートナーになることができます。

 

マスティフの種類って?

マスティフはマスティフ系と呼ばれるグループがあり、いくつかの種類によって構成されています。

マスティフの種類についてお話してみます。

 

チベタンマスティフ

 

チベタンマスティフはチベットが原産の犬種です。

特徴としてはライオンみたいなたてがみを持っています!

番犬や護衛犬として人々の生活を支えてきた歴史を持ちます。

 

ボルドーマスティフ

 

ボルドーマスティフはフランスが原産の犬種です。

特徴としてシワのある皮膚と赤色の毛を持っています。このシワも、噛まれた時に自分の身を守るためのものです。

闘犬として活躍してきましたが闘犬が廃止されてからは番犬や狩猟犬として生活してきた犬種です。

見た目とは裏腹に優しく忠実な性格をしており、しっかりしつけができれば家庭犬としても飼育が可能です。

 

ナポリタンマスティフ

 

ナポリタンマスティフはイタリアンマスティフの別名を持つイタリア原産の犬種です。

少し怖い見た目をしているのが特徴です。恐ろしい外見を持つ犬として知られているんですよ。

穏やかな性格で家族には深い愛情を示します。

マイペースな一面を持っており、運動をあまり好まないと言われています。

 

ブルマスティフ

 

ブルマスティフはブルドッグとイングリッシュマスティフのミックス犬です。

顔はブルドックに似ていますね!体格はマスティフそのもので筋肉質です。

番犬として生活してきたことから、飼い主には忠実ですが警戒心は強いとされています。

 

ジャパニーズマスティフ 日本では土佐犬

 

ジャパニーズマスティフは土佐闘犬の別名です。

日本を代表する土佐犬ですが、ブルドッグやグレートデン、マスティフが掛け合わされています。MIX犬というわけですね。

被毛色が茶色と土佐犬の遺伝子を強く残しており、闘犬らしい勇敢さと攻撃性を持っています。

マスティフ系にはたくさんの種類がありますが、大きな体と勇敢さは共通しますね。番犬向きですがしつけは難しく、初心者には飼育は難しいとされています。

 

マスティフの危険性について

マスティフは大型犬であり、もともと軍用犬や番犬、闘犬として活躍してきた犬種です。

賢い犬種のためしつけは根気よく行えば可能ですが、一度攻撃性を出してしまったり興奮した状態になると人間の力では止めることができないほどの力を持っています。

国外ではマスティフに咬み殺されてしまう事故も何件も起きており、特定危険犬種として飼育が禁止されている自治体も数多くあります。

闘犬のため噛むときは急所を狙ったり一度噛むと離さないそうで、人間では歯が立ちません。襲われて即死なんて事故がたくさん起こっています。

 

マスティフ犬ってどこで販売してるの?子犬の値段は?

 

マスティフを子犬から飼いたい場合、ペットショップでは販売の取り扱いはほぼありません。

ブリーダーさんや里親募集で探すことが必要となりますが、最も一般的な方法は海外のブリーダーさんから迎え入れることになります。

子犬であれば20万円から、ブリーダーさんがこだわって育てていたり容姿が良かったりする場合は50万円を上回ることも多いです。

飛行機を使っての移動費用も含まれるため、マスティフを飼い始めるためには100万円前後はかかると考えられます。

マスティフ 犬 ブリーダーで検索してみると情報がたくさん出てきますよ。

 

犬のマスティフまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は大型犬マスティフについて、種類や特徴、値段などについてお話してきました。

危険な犬種ではありながら家族には忠実なその性格から、闘犬好きの方から熱い支持を得ている犬種です。

マスティフを飼う際にはしつけの徹底と、飼い主側の危険管理が義務となります。

もしマスティフを飼うことを検討されている方がいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね!

>>こちらの記事もチェック!犬でモップみたいな犬種は?大型、それとも小型?