ブリンドル犬の性格と特徴
突然ですが、ブリンドル犬というワードを知っていますか。端的に言えば、毛や皮膚に柄のついた模様のある犬のことをそのように表現します。今回は、この犬種について詳しく掘り下げていきたいと思います。
まず、ブリンドルとはどういう意味なのか分かりますでしょうか。英語でbrindleというスペルで、ムラのある色の柄・斑という意味のようです。つまり、ブリンドル犬を直訳すると、ムラのある色の柄や斑を持つ犬という意味になります。ちなみに参考までに、斑とは、まだら・ぶちと読み、様々な色が入り混じったものという意味のようです。少しだけ分かってきましたでしょうか。
ブリンドルの性格について
そもそも、皮膚や毛に柄模様を持つという見た目の特徴によって性格が違うのでしょうか。全ての犬に対して一概には言えませんが、本犬種に関しては、ある程度共通の性格傾向があるようです。それではどんな性格か予想できますでしょうか。端的に言えば、元気で・頭が良くて・そして甘えんぼうだそうです。もう少し掘り下げていきます。
まずこの犬種は、社交的で人や犬と遊ぶことが大好きです。そして、物覚えが良くすぐに色々なことを覚えてくれます。また、独りぼっちが苦手で非常に寂しがりやな性格です。とてもかわいいですね。比較的育てやすい犬種かと思います。
次に、特徴を掘り下げていきます。先ほどの性格も特徴の一つですが、一番の特徴はやはり独特な柄模様ではないでしょうか。実は、ブリンドルは別名タイガーストライプとも呼ばれており、つまり虎のような柄をしているのです。虎は割と規則正しい柄模様ですが、本犬種の場合は、犬種によって違いますが、不規則なストライプ模様のことが多いようです。
なんとなく性格と特徴が分かってきましたでしょうか。次の見出しでは、飼い方について掘り下げていきます。
ブリンドル犬の飼い方
この見出しでは、本犬種を飼う際に、何か気を付けたほうが良いことはあるのかを掘り下げていきたいと思います。そもそも犬種ごとに飼い方の違いはあるのでしょうか。犬種ごとに性格が違うので、やはり飼い方についても気をつけることは変わってきます。それではどういうことに注意した方が良いのでしょうか。
大きく分けて3つあります。
1つ目は温度環境です。本犬種は全体的に温度変化に弱く、寒すぎたり暑すぎたりすると体調を崩してしまう傾向が他の犬種より強いです。そのため、室外飼いは厳禁で室内飼いとなり、室内温度はあくまで目安ですが、15~20℃程度が望ましいようです。空調を使ってうまく温度を調整すると良いかもしれません。
2つ目は、肥満です。ブリンドル犬は割とたくさん餌を食べたがる傾向が強く、一方で運動はあまり得意ではありません。これは、他の犬種に比べて気道が狭い傾向にあり、過度な運動は身体の負担が大きくなるからです。そのため、餌の量をコントロールして、肥満にならないように気をつけなければいけません。
3つ目は、皮膚のケアです。他の犬種に比べて肌が敏感なようです。そのため、こまめに汚れをふき取ってあげたり、身体を洗ってあげたりして、清潔に保つ必要があります。以上が、本犬種を飼うときに注意することです。
最後に、比較的かかってしまうことが多いと言われている病気について見ていきたいと思います。病気にかかると聞くと、とても可哀そうな気持ちになりますが、必要な知識なのでしっかりと見ておきましょう。
ブリンドル犬のかかりやすい病気
ここでは、本犬種が特にかかってしまうことが多い病気について見ていきたいと思います。ここでは、2つご紹介します。
1つ目は、アレルギー性皮膚炎です。この犬種は肌が敏感なため、例えば花粉やハウスダストのようなもので発症してしまうことがあります。症状としては、かゆみや湿疹が起きるようです。この症状が出たら、すぐに動物病院に行きましょう。
2つ目は、誤飲です。本犬種は気道が狭く、少し大きかったり、多めの食事でむせてしまいます。また、餌以外のものを誤って食べてしまった際も、他の犬種に比べて症状が出やすい傾向にあります。症状としては、嘔吐や下痢が起きます。こちらも、症状が出たら、すぐに動物病院に行きましょう。
ブリンドル犬の育て方まとめ
いかがでしたでしょうか。ブリンドル犬は大変キュートな柄の模様が特徴的で、性格も明るく、賢く、そして甘えんぼうと魅力的です。しかしながら、温度変化に弱かったり、肌が敏感だったり、気道が狭い等、実際に飼う際は気をつけなければいけないこともあります。
それでも、実際に飼ってみると、手間のかかる分愛着がわきますし、何より健気な姿にとっても癒されます。皆さんもぜひブリンドル犬を家族に迎え入れてはいかがでしょうか。