夏の代表的なフルーツのひとつ、スイカ。
暑い猛暑の夏は何といってもスイカが一番ですよね。そんな暑い日に食べる冷やしたスイカの甘みはたまらない美味しさです。
夏は、ほかにも旬でおいしいフルーツがたくさんあるけれど、「夏だぁ〜~~!」といちばん感じるのはやっぱりスイカではないでしょうか。
スイカは「食べる点滴」とも言われるくらい栄養豊富なので、夏バテ予防にもってこいの果物です。
そんなスイカは犬が食べても大丈夫なのでしょうか?答えは食べても問題ありません!
今回は「夏の風物詩スイカ」の食べ方についてご紹介していきます。
それでは早速見ていきましょう!
スイカの成分は犬にとって効果あり!?
スイカは英語でウオーターメロン【Watermelon】と呼ばれるほど、スイカの水分の割合は89%と、実に9割近くの水分を含んでいます。※文部科学省の「食品データベース」による。
そのため、お散歩した後や運動量の多かった日の水分補給にはもってこいの果物と言えるでしょう。
また、スイカは水分が多いだけではありません。他の栄養素は何があるのか?それぞれの特徴を見てみましょう。
ビタミンA
皮膚や粘膜の健康を保つ役割があります。また、抗酸化作用により老化防止にも期待ができます。
ビタミンC
犬は体内でビタミンCを合成できますが、だからといって摂取しなくてもいいわけではありません。
年齢と共にその能力は低下していきますので長期的に摂取したい栄養素の一つです。
ビタミンCの主な働きは免疫力アップ、白血球の機能強化、腸内環境を整えるなどの役割があります。
カリウム
カリウムは、体に含まれている余計な塩分(ナトリウム)を排出する効果があることから、利尿作用や血圧を下げる働きがあります。
ただし、腎臓病を患っている犬にスイカを与える場合は、排出調整がうまくいかず高カリウム血症になってしまうこともあるので注意が必要です。
リコピン
体の老化を進める活性酸素を抑える働きがあり、老化防止を助ける働きがあります。
他にも、ガン予防や肥満予防にも期待ができます。
シトルリン
スイカの白い部分には「シトルリン」という成分が多く含まれています。
この成分は血管の拡張効果があり血液の循環を良くしてくれる働きがあります。
犬にスイカを与える時に気を付けること
他の果物と比較してもスイカの糖分は低いですが、だからといって食べすぎには注意が必要です。
スイカに含まれる果糖(果物などに多く含まれている糖の一種)は、冷やすことで一段と甘味が増すという性質があります。
甘いと犬の食いつきが良くなり、ついつい与えすぎてしまいますと「下痢の原因」になってしまうので注意が必要です。
また、果糖は血糖値を上げにくく、徐々に体内に吸収されるので、一見すると「血糖値が上がらないなら太らないじゃん!」と思ってしまいますが、残念ながらそんなことはありません。
果糖も過剰に摂取すると肥満になる可能性が高くなるので、食べさせ過ぎには注意が必要です。
犬にスイカの種や皮は与えるべき?それとも与えない?
スイカの白い部分は食べずに捨ててしまう方が多いのではないでしょうか。
先ほども前途した通り、皮に近い白い部分には「シトルリン」という成分が多く含まれています。ただ、スイカの皮は赤い果肉部分のように、食べてもあまり美味しさを感じる事ができない部分です。(;´・ω・)
そんなスイカの白い部分を与えたい場合は、千切りかピーラーで薄くスライスして食べやすくしてから与えるのも良いですね。できれば捨てずに手作りメニューの材料にアレンジしてみると良いかもしれません。
また、スイカの皮や種は食べても害はないと言われていますが、一番外側の青い皮は消化に良くないので、胃腸の負担になる場合があります。できるだけ取り除いてあげると良いですね。
ちなみに、種を食べてもウンチと一緒に排出されるのがほとんどで、あまり気にすることもありませんが、せっかく愛犬に与えるのですから食べやすく種を取り除いてあげたいですよね。(^^)
犬とスイカのまとめ
いかがでしたか?
犬がスイカを食べても基本的に問題がないことは分かりました。むしろスイカの成分は犬にとっても好都合であることが多いです。
犬は人間よりも暑さに弱い動物ですので、夏バテによって食欲がなくなってしまったり、水分が足りなくなってしまった時など、甘いスイカは犬にとって最適な食べ物といえるでしょう。
年々暑さが増す日本列島。甘くて美味しいスイカを愛犬と食して活力をいただきましょう!