犬のトイレの回数って?回数が多いってどれぐらい?

犬 トイレ 回数
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犬を飼ってまず初めにぶつかる壁はなんですか。

排泄のしつけですよね。

子犬の頃は、まだトイレの場所を覚えていないため何度も連れていき目が離せなかったことでだと思います。

成犬になればトレーニングも終わり、自身でしてくれるようになります。

 

平均的なトイレの回数は?

おしっこやうんちは、人間と同じく個々の差があります。

たくさんいく子もいれば、あまりいかない子もそれぞれです。

でも平均的にどれくらいなの?と思ったりはしませんか?

成長過程において回数は違ってくるそうです。

 

子犬~成犬の場合

子犬は膀胱が成長過程にあるため、月齢に1時間足す程度しか我慢できません。

その為、一日6~7回排泄をします。

うんちも同様の理由で何度も排泄しますが、子犬の頃はそれが当たり前なので心配はいりません。

また半年くらいから成犬になるにつれてだんだん回数も減っていきます。

平均3~5回程度、犬によっては一日2回のお散歩の時間にしか、おしっこをしないという子もでてきます。

うんちも一日1~2回になります。

成長につれて、消化器官が強くなり体内時計が定まってくるので、体調が一番整う時期です。

 

老犬の場合

歳をとるにつれて、成犬時よりも回数が多くなってきます。

平均5~6回くらいなのだそう。

泌尿器系の機能が加齢によって弱体化し、膀胱に長いあいだおしっこを溜められなくなります。

その為、粗相が目立ってきてしまうのもこの時期。

逆にうんちは、成犬時に比べ一日1回程度と少なくなります。

歳を取ることで、足腰が弱っていきますよね。

なのでうまく力が入らず、踏ん張ることが困難になっていくので、少なくなると言われています。

 

こんな時は病気かも?

排泄は、大切な犬の体調を知るバロメーターです。

今日は何回したかな?と気にしておく。

それだけで愛犬の些細な変化がわかり病気の早期発見につながります。

おしっこの回数が多すぎるとき

あまりにも多飲多尿だなと感じる時は、病気を疑いましょう。

体重1㎏に対して100㎖以上水を飲むのは、多飲です。

よく観察してあげてください。

多飲多尿によってわかる病気は、腎臓病と糖尿病。

腎機能の低下から引き起こされる、腎不全になると体内の老廃物を排出しにくくなるため、命にかかわってくる可能性があります。

また糖尿病は、糖分を分解するインスリンが減少します。

よっておしっこの回数が増え、自然と水を飲む量が増えていくのだとか。

どちらも放置すると命に係わる大変な病気!
変だなと思ったら、すぐ獣医さんに相談してね

おしっこの回数が少なくなったとき

逆におしっこの回数が少なくなったなと感じたときは、おしっこの通り道に石が詰まる尿路結石などの病気の可能性があります。

血尿が混じるときは、膀胱炎かもしれませんので、充分注意してくださいね。

うんちを全然しないとき

犬も人間と同じく便秘になることがあります。

便秘になる原因は、生活環境の変化や運動不足によるストレスの場合が多いのだそう。

何故かを探ってあげて、その原因を取り除いてあげるようにしましょう。

 

変化に気づくには?

一番は愛犬のことをよく観察することです。

けれど、毎日ずっとは厳しいですよね。

お散歩時にだけする子は、毎日二回ほどと把握できますのでその際に色などその都度、変化が見ることが出来ます。

けれど、どちらでもする子が、どれだけの量のおしっこをしたか把握するのは難しいこと。

そんな時の判別方法として、愛犬の体重×50㎖を1日の排泄にいくだいたいの回数で割った水を用意します。

この水の量は、犬の1回分のおおよそのおしっこ量になります。

その水を、排泄あとにおしっこをする高さからかけてみてください。

水よりもおしっこが広がっている場合は多尿だと判断していいのだそう。

少し手間ではありますが、是非試して見てください。

また、明らかに見てとれることもあります。

例えばペットシートに水たまりになっていた場合、シートの吸引力では吸いきれないほどの量のおしっこをしていると言うことになるのです。

それだけ大量の尿をすることは明らかに異常です。

すぐに獣医師の指示を仰いでください。

 

まとめ

愛犬のトイレの回数も、子犬から老犬まで様々です。

言葉を話せない分、犬は多くの形で自分の症状を伝えようとします。

トイレはその手段のひとつ。

いつも一緒に過ごす愛犬のちょっとした異変でもかまわないです。

その気づきが、大きな病気を防いでくれるかもしれません。

是非、数分でも構いませんので、愛犬を見てあげましょう。

きっと今以上に、愛犬のことがわかるようになるはずです!

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