日本でおなじみの柴犬や秋田犬って天然記念物の犬種だってしってました?
そもそも犬って天然記念物になるんですね~って感じかもしれませんね。
6つの日本犬が指定されていて 四国犬もそのなかのひとつ。
オオカミが居た!と目撃情報で騒ぎになったときに目撃されたのは四国犬だったってことも。
オオカミに間違えられた犬として有名になった犬種なので覚えている人もいるのでは?
ニホンオオカミによく似た四国犬 どんな犬なのか気になりますよね!
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四国犬ってどんな犬?
四国犬がかっこかわいい pic.twitter.com/aThpda1Qqr
— わんわんお (@twai1121) May 12, 2021
地域の名まえがついてる犬種って多いですよね。
四国犬もお察しのとおり。
最初は土佐の犬ってことで土佐犬と呼ばれていたこともありました。
ですが土佐闘犬とごっちゃになってまぎらわしい!
土佐以外の地域にもいるし!ってことで四国犬と名前がかわっちゃった犬種。
でも天然記念物には土佐犬の名まえで登録されてしまっています。
なんかややこしいですね。
四国犬の特徴
史跡名勝天然記念物として文化庁に指定されています 土佐犬として。
その中で「往古ヨリ飼養セラルル中型犬ノ一ナリ耳ハ基部廣ク頭蓋大ニシテ頬張リ勁太クシテ胸深ク前肢良ク發逹ス 赤毛及胡麻毛ノモノ多シ」と特徴の記載があります。
あっさりしてますよね。
日本犬保存会のデータを参考にしてみると雄で17~23キロ・雌で15~18キロくらい。
ふっさふさの胡麻色の毛色が特徴で赤胡麻・黒胡麻・白胡麻などと毛色は区別されています。
ゴマちゃんと名付けられるわんこが多そうですね!
この毛色がオオカミっぽい外見の原因かも。
他にもシバ犬に似た毛色もあったりしますよ!
四国犬の性格
もともと猟をしていた犬なので勇敢で警戒心が強いとか。
きゃぴきゃぴした感じがなくて落ち着きがあり洞察力に優れているそう。
他の多くの日本犬とおなじように飼い主にとても忠実で頭の良い犬種。
この気質って海外でも人気!
飼い主が大好きで他の人に心を開かないのは日本犬の代表的な魅力になっているかも。
四国犬とオオカミってどんな関係?
ニホンオオカミ pic.twitter.com/rU728IkOY0
— 秀之 (@b0000ks) May 9, 2021
ずいぶんまえに絶滅したと考えられているニホンオオカミ。
九州でのニホンオオカミの目撃情報が四国犬でした!ってこともありました。
もともと四国地方の土着の犬の四国犬はニホンオオカミの末裔とも言われています。
そのためサイズも見た目もよく似ているのでしょうね。
ニホンオオカミ
ニホンオオカミは大陸にいるハイイロオオカミなどとくらべるとかなり小さくて中型犬とかわらない大きさ。
推定ですが15キロ程度の体重だったようです。
耳が小さくて夏と冬で毛色が変わっていたそう。
黄褐色で尾は垂れていたのがニホンオオカミでヤマイヌといわれる野生の犬とは区別していたとも。
日本の昔話にはよくオオカミが出てきますよね。
古くは民家に押し入って人を襲ったりという被害もあり恐れられる一方。
農作物を食べ散らかすシカやシノシシなどを捕食するので信仰の対象になってもいたよう。
環境省の通称レッドリスト「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」によると50年間生存の確認が出来なければ絶滅とみなしています。
眉唾ものの情報が多いものの目撃情報もたびたびあったりもしたニホンオオカミ。
ニホンオオカミの目撃情報って四国犬がまっさきにうたがわれるみたいですね。
魔除けとして保管されていたニホンオオカミの頭骨はわりと発見されています。
今年にはいってからも旧家から博物館にニホンオオカミの頭骨が寄贈されました。
ニホンオオカミの絶滅の原因って?
小型の肉食獣のニホンオオカミ。
どうして絶滅してしまったのでしょうか。
一つはニホンオオカミの頭骨が魔除けなどに使われるために狩られたこと。
一つは狂犬病が流行った事で野犬狩りがすすんだこと。
最後にジステンパーが日本に入ってきて感染がひろがった事。
それらのことが重なった事でどんどん数を減らしていったんでしょうね。
一定の数を切ると絶滅へは一直線です。
四国犬の飼い方
幸せそうな顔してるだろ…?
豪っていう四国犬なんだぜ…?
天然記念物なんだぜ…?
二本足で立ったら141cmの私より大きいんだぜ…?
幸せそうな顔してるだろ…? pic.twitter.com/IBaxJvyC2s— 月-LUNA- (@luna_neko9) May 13, 2021
飼いにくいとか危ないとかいわれている四国犬。
どういった理由で?と思いますよね。
犬の飼い方が室内飼育に変わっていったことで人との距離が近くなってしまったこと。
しつけ方が洋犬向きの優しい方法にシフトしていったこと。
よりオオカミに近いと言われる四国犬にはちょっと合わないみたい。
あとは他の犬に対しての攻撃性などもあって犬が多い都会にはむかない犬種かも。
犬の特性をしっかり理解してから飼育したい犬種ですね。
四国犬の飼い方
飼い主と認めた相手にはとことん心を開く四国犬。
外ではキリっとした顔してて家ではへそ天 そんな子が多いみたいですね。
見た目だけでなく性質までもがオオカミ寄りなのでしょうか。
そのためしつけはむずかしいわんこです。
オオカミの群れを想像してみてくださいね。
飼い主と他の家族との関係をよく観察して自分の立ち位置を決めてくるといわれています。
昔の犬のしつけ本によく書かれていた順位つけをするんですね。
愛玩犬として作られた犬と同じように接すると飼いきれなくなることも。
子犬の頃から社会化をして他の犬や人との関係も注意深くすすめていきましょう。
必要な運動量も多くしっかりとした運動が必要な犬種。
なので一日に30分以上の散歩を朝夕2回はしてあげましょう。
四国犬はどこで入手できるの?
繁殖しているブリーダーは少ないそうです。
四国犬ってペットショップではほとんど扱っていません。
ですので四国犬が欲しい!と思ったらどうしたら良いか。
最寄りの日本犬保存会から紹介してもらって繁殖家さんを紹介してもらう方法。
または自分でブリーダーを探して譲ってもらうことになります。
すぐに手に入ることってまれなので出産を待つことになるかもしれませんね。
オオカミに近い四国犬 まとめ
#shikoku #shikokuken #四国犬 Oups! je crois que j’ai réveillé Mei! ^_^
Oups! I think I just disturb Mei during her sleeping time ^_^ pic.twitter.com/f53iuj8fjg— Emilie Akita Shikoku (@ChanurAkita) May 7, 2021
海外では四国犬を「ウルフドック」とよんだりしています。
「ウルフドック」といわれるくらい四国犬は見た目も性格も狼に似ているのでしょうね。
オオカミはヒトに慣れにくくて群れの一員として見ていると言われています。
日本ではニホンオオカミが絶滅してからシカやイノシシの被害が増えてきました。
それでオオカミを再導入する話が何度か浮上しているようですね。
大陸の大きなハイイロオオカミ導入したらえらいことになりそうですね。