チワワはメキシコにあったテチチにあった小さな犬が先祖だ。
チワワは9世紀頃には確認されてるが、紀元前15世紀頃にユカタン半島でも遺跡があった事が確認されている。
16世紀に入る頃滅亡の危機にさらされているようだが、1850年に3匹発見された場所がメキシコのチワワ州だったので「チワワ」という名前になったとされている。
日本に輸入されたのは1970年。当時、日本では大型犬が流行ったが、マンションでもペット可が増えてきたので、都会でも飼いやすい小型犬として人気を博したようだ。
ということで今回は、チワワの知られざる秘密に迫っていきたいと思う。
【専門家監修】若林あき子
●JKC愛犬動物飼育管理士●愛玩動物救命士●JCSA動物看護士●犬のしつけインストラクター●犬の栄養管理士●ペット介護インストラクター●ドッグトレーニングアドバイザー…等
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チワワの性格や特徴
陽気で頭が良いが頑固な一面もあるので、工夫してしつけをするのが良い。
飼い主以外には懐きにくい犬種でもあるので、子犬の時から家族以外の知らない人にも会わせる方が良いだろう。
警戒心が強いので番犬にもなるが、身体が小さいので病気や怪我をしやすい。病院での定期健診や日頃から無茶をさせないのも大切だ。
また、暑がり&寒がりでもあるので温度管理には注意が必要。
冬にチワワに服を着せている人を見ると、ファッションの為かと思う事があったが意外と正しい。
身体が小さいため、室内の運動量だけで大丈夫だと思っている飼い主さんも多いようだが、少しの時間でも散歩に連れて行くと精神的にも良いのだ。
チワワが人気な理由とは?
身体が小さいので一人暮らしで狭い部屋であっても飼えることや、警戒心が強いので番犬にもなることなどが人気の理由。
また、2001年にテレビCMで、目が大きくウルウルした目で愛くるしく飼い主を見るチワワの姿が話題となり、人気だったミニュアダックスを抜いて1番人気になったのも理由の一つだ。
チワワは初心者向け?それとも上級者向けなの?
初心者でも飼いやすく他の犬と比べて散歩の時間など少ないので飼いやすい方だ。
とはいえ、子犬時期に甘やかして育てると成犬になっても噛み癖が抜けなかったり、凶暴になったりする為注意が必要な面もある。
また、身体が小さく寒さや、暑さが苦手である。食事は偏食傾向だ。
飼い主に他の犬が近づいたりするだけでやきもちを焼いたりすることもあるだろう。
チワワは身体が小さいのでフクロウなどから小型動物と勘違いされる傾向があるので外で飼うことは避けるべきだろう。
しつけで苦戦すること
成犬になった後はしつけしても覚えにくいので注意が必要だ。
特に大変なことはトイレのしつけである。トイレが上手く出来た時は大袈裟なくらいに褒めた方が理解してくれるのでオススメ!
また、排泄のサインを読み取る事が大事である。
いつも大人しくしている子なら、落ち着きがなくなり周りを嗅ぎまわりするため、排泄サインも読み取りやすいが、動き回ることが多い子なら、排泄したい時を見極めるのが大変かもしれない。
日頃からチワワの様子を確認して、その子がどんなタイプか知るのも必要である。
チワワを飼うなら、必要なアイテム
ほとんどの犬種でもそうだろが、チワワの場合はキャリーケースやバッグは必須アイテムだ。
なぜなら、チワワは小さいので電車やバス、車などに乗せ一緒に旅行など行きやすいので、その時にキャリーケースがあればすごく重宝する。
最近では「キャリーケースやキャリーバッグに入れること」と言う場所も多くなってきた。
値段はピン切りだが、ペットショップだけでなくホームセンターなどでも5000円~10000円位で販売しているので、必ず購入しておこう。
チワワのかかりやすい病気
チワワは、頭部にぺコと呼ばれるものがある。
人間の赤ちゃんでいうと、同様頭のてっぺんらへんに穴が開いているとになる。
成長していくにつれふさがる事もあるが、ふさがらない場合。
皮膚の下に脳があり、その部分を刺激すると体中の神経につながっている為、身体に不調が出る場合があるので触らない様にしないといけないのだ。
他にもなりやすい病気は、膝蓋骨脱臼や眼病、神経疾患などあるのだ。いずれにしろ、定期的な検診をし、早期発見することが一番だ。
チワワの価格の相場
1番人気の色は「ブラックタン」
タンと言う眉毛のような模様が入ったチワワは、表情に愛嬌があるので凄く人気だ。
成長するにつれて微妙に色合いが変わっていくのもブラックタンを飼う人が多い理由である。
顔回りや体の汚れが目立ちにくいのでホワイトなどに比べて、手入れも楽。
ブラックタンの価格は、平均約20万円~30万円であるが、価格についてはかなりの変動がある。
血統や色だけでなく、顔や体つきでも大幅に変わる。
チワワと言う特性上、小さめなほど値段は高めの設定が多い。
2番目に人気の「クリーム」は顔回りに目立つ模様がないので、チワワの特徴である大きなウルウルの目が目立ち、クリクリの黒目が目立って見えるのも人気の一つになっている。
クリームの価格は、同じく平均約20万円~30万。
同様にホワイトも人気だが、真っ白な方が値段は高めだ。
色の違いでもかなり印象が変わるため、色合いが決まっている犬種より、値段もバラバラ。
流行りによって人気色だけがグッと値段があがることも多い気がする。
最後に
チワワは世界一小さい犬なので、他の犬と比べて扱いやすい部分も多く飼いやすい。
だが小さい分、繊細で病気をしやすいので、些細な変化を見逃さない様に日頃から見守っていきたい。
ウルウルの瞳に魅了されて、なんでもOKにしてしまう飼い主さんも多いかと思うが、ここはグッと心を鬼にして、甘やかさないようにしつけたい。