犬は「黒糖」を食べても大丈夫?実は意外とミネラル豊富!気になる成分と効能

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上白糖やグラニュー糖、黒糖といった馴染みのあるものから、パームシュガーやカナソードといったあまり馴染みのないものまで…、砂糖はなぜこんなに種類があるのだろうか。

 

見た目も違えば、味も違う砂糖の世界。

今回お届けする「黒糖」は、砂糖の中でも人間においては体に良いと言われる調味料のひとつ。

 

ただ、砂糖と聞けば、人間には良くても、犬に与えて大丈夫なの…と思う人もいるかもしれない。しかし、与える量には注意が必要ではあるが、黒糖は犬も食べれる食材なのだ。

そこで今回は、砂糖の種類をお伝えするとともに、黒糖の成分と効能について紹介しよう。

 

 

砂糖の種類とは?

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みなさんは「含蜜糖」というものをご存知だろうか。

砂糖は製法の違いによって、「含蜜糖(がんみつとう)」と「分蜜糖(ぶんみつとう)」とに大きく分けられている。

2つの大きな違いは、砂糖を作るときに「結晶」と「糖蜜」を分けるか、分けないかの差だ。

 

糖蜜は砂糖を原料から精製するときに出る副産物で、ミネラルや糖分を多く含んでいる。この糖蜜を砂糖の結晶とともに含んだものが「含蜜糖」だ。

黒糖はこの含蜜糖にあたり、ミネラルが他の砂糖よりも多く含んでいるのが特徴。さらに、含蜜糖に含まれるミネラル分は、その土地によって種類や含有量が違ってくる。

よく地域によっては味に差が出るのは、その土地ごとの風土による違いなのだ。

 

一方、糖蜜が含まれていないものは…というと、勘のいい人ならもうお気づきになっていると思うが、それが「分蜜糖」だ。

代表的な分蜜糖としては、上白糖、三温糖、グラニュー糖、氷砂糖などがある。精製されていく過程の中で、結晶粒の大きさなどによって「ザラメ糖」「車糖」などに分類されていく。

 

黒糖の成分と効能

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黒糖はミネラルが含まれていると言ったが、他にどんな成分が含まれているのだろうか。それに甘いだけにカロリーも気になるところだ。

まずは黒糖に含まれる成分についてチェックしてみよう。

 

※黒糖100gあたりの成分

  • エネルギー・・・356kcal
  • 水分・・・4.4g
  • たんぱく質・・・1.7g
  • 炭水化物・・・90.3g
  • ナトリウム・・・27mg
  • カリウム・・・1100mg
  • カルシウム・・・240mg
  • マグネシウム・・・31mg
  • リン・・・31mg
  • 鉄・・・4.7mg

 

こうして見ると、やはり甘いだけあってカロリーは高いようだ。ちなみに、愛犬の食事で使う機会も多いであろう、鶏肉(ささみ)の場合は100gあたり105kcalほど。そう考えると、いつもの食事+黒糖を与える時は、他の食材やおやつなどでカロリー調節をした方がいいだろう。

 

 

カリウム

黒糖にはカリウムが豊富に含まれている。

カリウムには、利尿作用があるほか、血圧を下げる働きにも良い効果を与えてくれる大切な栄養素である。欠乏は「低カリウム血症」を発症し、子犬で情動不安および筋麻痺などが報告されているほどだ。

ただ、カリウムは犬にとっても大切な成分であることは間違いないのだが、過剰に摂取すると逆に「高カリウム血症」の原因になってしまうので注意が必要である。

 

 

カルシウム

丈夫な骨や歯を作り骨量を増やす上で大切なのは、何と言ってもカルシウムだ。

カルシウムは体内で合成することができないので、食事から摂る必要がある。

ドックフードを食べていれば安心…と言われる今日だが、最近では手作り食派も増えてきている。手作り食では意識しないと1日に必要な量を満たすことは難しいので、不足しないよう注意したい。

 

 

マグネシウム

血圧や体温調整、神経伝達には欠かせないミネラルのひとつ。

もちろん、過剰摂取は尿路結石を引き起こす要因にもなってしまうが、気にしすぎて摂取せずにいると欠乏症による神経障害や骨、血圧などに異常をきたす場合もある。

犬の健康維持には必要不可欠なマグネシウムであるが、バランスよく摂取することが大切だ。

 

 

黒糖にはボツリヌス菌が含まれている!?

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黒糖にはボツリヌス菌が含まれている…そんな話を聞いたことはないだろうか。

黒糖の原料はサトウキビが使われているのだが、土の中から栽培するサトウキビを黒糖にする工程でボツリヌス菌の芽胞が含まれる可能性がある、と言われている。

そのため、犬に黒糖を与えることでボツリヌス症(神経中毒)に心配される飼い主もいるかもしれない。

 

しかし、これはあくまでも可能性の話。

確かに、ボツリヌス菌は自然界に広く存在しているため、黒糖の原料であるサトウキビに含まれてしまう可能性は排除できないが、仮に含まれていたとしても健康な犬であればそれほど神経質にならなくても大丈夫だ。

 

とはいえ、免疫力低下時や子犬時期に関しては、かかりつけのドクターと相談し、摂取しない方が望ましい。これまでに、黒糖とボツリヌス症との因果関係を示すデータはないが、念のため注意するに越したことはないだろう。

 

さいごに

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砂糖には様々な種類があるが、中でも黒糖は豊かな風味と深いコクが特徴だ。

本来、砂糖作りにミネラル分は「渋み」や「苦味」といった雑味になってしまうため不純物扱いされてしまうが、黒糖の場合はそれこそが旨味そのものである。

摂り過ぎには注意して、ぜひ自然の甘い調味料の恩恵を愛犬と一緒に感じてみてはいかがだろうか。

 

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