犬に寒天を与えても大丈夫!ダイエット中に知っておきたい!種類と与え方

犬 寒天 大丈夫 レシピ おやつ

和菓子作りには欠かせない日本の伝統的な食材「寒天」。

食物繊維が多くカロリーがほぼ0なので、ダイエットフードとしても注目が集まっている食品だ。

もちろん、寒天は犬に与えても問題のない食品の一つ。今や、愛犬のフードのカサ増しやダイエット以外にも、寒天を使った様々なレシピも紹介されているほどである。

 

今回は、そんな寒天の種類や基本的な使い方、与え方などについてご紹介していこう。

 

 

寒天の種類

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寒天は100%海藻から作られる。

原料となる海藻の種類、製法、形状の違いにより、「粉寒天」「糸寒天」「角寒天」の3種類に分けられる。しかし、種類によって水で戻すもの、戻さないものがあるので、それぞれの特徴をおさえて使いやすいものをチョイスしよう。

 

粉寒天

粉寒天は「オゴリノ」と言われる海藻から作られる。

粉状なので使用する前に水で戻す必要がなく、そのまま使うことができる。また、粉状なので計量がしやすく、初心者でも用途に合わせて使いやすいというメリットがある。

 

糸寒天

糸寒天は細寒天とも呼ばれ、「テングサ」から手作りで作られるのが特徴だ。

粉寒天とは違い、水に浸して戻してから使用する。煮溶かしても使えるが、水に浸けて柔らかくしたものをサラダに入れてそのまま食べることもできる。

 

角寒天

棒寒天とも言われ、テングサとオゴリノを混ぜて作られるものが多い。

一般的には、20~30分ほど水につけておき、溶けやすくなってから使う。寒天の種類によっては戻す時間が異なる場合がある。

スイーツやサラダ寒天などのアレンジレシピを作ることもできる。

 

 

寒天とゼラチンは違う?

寒天とゼラチン、どちらも食材を冷やして固める時に使うが、それぞれの違いをご存知だろうか?

寒天の原料は海藻だが、ゼラチンは豚や牛の骨や皮に含まれているコラーゲンという一種のタンパク質からできている。

また、寒天やゼラチンと同じく液体を固めるアガーもあるが、アガーは海藻やマメ科の種子からできているもの。

 

それぞれ、できあがりの食感や透明感が異なるほか、それぞれの溶ける温度や固まる条件の違い、相性の悪い材料などがある。

 

寒天の使い方と与え方

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粉寒天の使い方・与え方

鍋に分量の水を入れ、そこに粉寒天を入れる。通常だと、寒天が溶けたらそのまま調味料や具材を入れて冷やし固めるのだが、犬の食事にトッピングとして使う場合は、調味料や具材を入れる前に必要な分だけ取る。

取った寒天は食べやすいサイズにしてあげれば完成だ。

また、手作り食を作っている方は、水の代わりにお手製のダシを入れても良い。

 

 

糸寒天・棒寒天の使い方・与え方

たっぷりの水に30分以上浸して戻すのが望ましい。浸す時間が長ければ長いほど柔らかくなるので、食べやすく消化しやすくなる。

水で戻したら、水気をしっかり絞り、食べやすいサイズにカットしよう。糸寒天は細長いのでそのままの状態では喉に引っ掛かる恐れがあるので注意のこと。

食べやすいサイズにしたら、そのままトッピングとしても使えるが、温めて少し冷ましたものを与えるとお腹にも優しいのでオススメだ。

 

寒天の保水力はフードのカサ増しだけじゃない!?

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寒天は食物繊維のかたまりのような食品で、100g当たり80.9gと、およそ8割が食物繊維だ。

よく、フードのカサ増しに使われるのは、寒天に含まれる食物繊維の独特の性質として、非常に強い保水力があるから。

しかも、多量の水を含んだ寒天の食物繊維は腸の中でかさばり、その結果胃が食べた物を腸にゆっくり送るようになる。

これにより、糖の吸収を遅らせてコレステロールの吸収を和らげることができ、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。

寒天の保水力と食物繊維には、カサ増しだけではなくこうした嬉しい効果も期待できるのだ。

 

 

寒天の栄養と効能

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寒天はカロリーがほぼ0で食物繊維が豊富。ダイエット中の犬には嬉しい食材だ。

最近では、美容や健康によいともいわれ、海外でも注目が集まっているが栄養的にはどうなのだろう。

 

食物繊維

寒天には水溶性食物繊維のアガロペクチンが含まれている。

保水性をあげることにより少量でも満腹感を感じられる。また、大腸内でも水分を吸って便のカサを増すため、便秘の症状を和らげることができる。

 

 

カリウム

カリウムは、体に含まれている余計な塩分(ナトリウム)を排出する効果があることから、利尿作用血圧を下げる働きに期待ができる。

近年、高血圧や脳卒中の予防などにもつながる重要な栄養素として注目されている。

 

 

ヨウ素

甲状腺ホルモンの合成に必要なミネラルの一つ。

市販のドックフードにも配合されており、一般的な犬の体重1㎏あたり15㎍必要とされている。極端に運動量の多い犬や、授乳中の母犬などはその必要量も増えるといわれている。

 

日頃から適量摂取してる分であれば、蓄積されて過剰になったヨウ素は尿として排出されるが、一方、急性で過剰摂取となった場合は甲状腺機能障害を引き起こしてしまう可能性もあることは覚えておこう。

いずれにせよ、犬にとっては必要な栄養なのでバランスよく摂取したい。

 

寒天を与える際の注意点

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寒天を水で戻すと、そのほとんどが水分と食物繊維になる。

そのため、寒天ばかり食べていると栄養バランスが崩れてしまうので、ダイエットに使う場合でもいつもの食事をすべて置き換えるのは控えよう。

 

下痢

便通を良くしてくれる食物繊維だが、その豊富な食物繊維量と水分により、逆にお腹が緩くなってしまうしまう場合がある。

便の様子を見て、下痢気味の時に与えないのはもちろん、与え過ぎないようにも配慮したい。

 

 

アレルギー

アレルギーの原因となるものをアレルゲンと呼ぶのだが、実は食べ物全てにアレルゲン要素があることは知っておこう。

初めて与える時は少量から与えて、痒がったり嘔吐したりしないか、愛犬の様子をよく観察するようにしよう。

 

さいごに

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ちなみに、「ところてん」も寒天と同じテングサやオゴリノといった原料を用いられて作られている。

両者とも原材料は同じであるが、基本的な製法が異なるのが大きな違い。寒天は、凍らせて乾燥させたものだが、一方のところてんは、テングサを煮溶かして濾過し、冷却して固めたもの。

それを「天突き」とよばれる専用の器具で、押し出しながら細い糸状にしたものがところてんなのだ。

 

もちろん、寒天と成分の違いはないので与えてもOK。

「もっと手軽に」という場合は、ところてんをチョイスするのもオススメだ。

 

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