犬に雑穀米を与えても大丈夫?与える前に知っておくべき。雑穀に含まれる毒とは

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古くから日本の人々の栄養を支えてきた雑穀。

健康ブームが広がり、最近ではスーパーなどでもよく売られている食材だ。

雑穀には優れた栄養成分が含まれ、毎日の食生活にも取り入れている方も多いだろう。

もちろん、犬に与えても大丈夫な食材ではあるが、具体的な雑穀の種類・栄養については意外と知らない人も多いのではないだろうか?

また、健康に効果があるとされている一方で、「毒」とされる成分も含まれている説があるのも気になるところ。

そこで今回は、雑穀の種類や栄養、毒とされている説について説明する。

 

 

代表的な雑穀の種類と栄養

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カラフルな見た目とツブツブした食感で、なにやら健康に良さそうだが、実際にはどんな栄養が含まれているのだろう。

ここでは、代表的な雑穀とその栄養価について紹介していこう。

 

大麦

イネ科の穀物で小麦よりも低温や乾燥に強い。白米に比べカルシウムは約3倍、カリウムは約2倍含まれる。

なんと、食物繊維にいたっては白米の約19倍も含まれているというのだから驚きだ。

カリウムには利尿作用、血圧を下げる働きのほか、高血圧や脳卒中の予防などにもつながる重要な栄養素として注目されている。

 

 

きび

イネ科の一年草で穀物の一種。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」→「きび」となったとするのが有力な語源説である。

白米と比較して食物繊維が約3倍、マグネシウムが約4倍、鉄分が約3倍含まれる。

マグネシウムは、血圧や体温調整、神経伝達には欠かせないミネラルのひとつ。

もちろん、過剰摂取は尿路結石を引き起こす要因にもなってしまうが、気にしすぎて摂取せずにいると欠乏症による神経障害や骨、血圧などに異常をきたす場合もある。

犬の健康維持には必要不可欠なマグネシウム。バランスよく摂取を心がけたい。

 

 

あわ

エノコログサを原種とするイネ科の穀物。

食物繊維は白米の約7倍、カルシウムが約3倍、マグネシウムが約5倍、鉄分が約6倍含まれる。

鉄分は貧血予防や改善に効果的な成分。鉄分は赤血球の中の「ヘモグロビン」を作るのに欠かせない材料であるほかにも、赤血球が酸素を運ぶ手助けをしてくれる大切な役割がある。

 

 

ひえ

イネ科ヒエ属の植物。食物繊維は白米の約8倍、マグネシウムが約5倍、カリウムが約3倍含まれる。

きび、あわ、ひえのたんぱく質には、善玉コレステロールであるHDLコレステロールの値を高める効果があるとされている他、脂質代謝を改善する効果にも期待されている。

 

 

アマランサス

ヒユ科の一年草。たんぱく質の合成に必要な必須アミノ酸のひとつ「リジン」を多く含むほか、食物繊維は白米の15倍、カルシウムが約32倍、マグネシウムが約12倍、鉄分が約12倍など、雑穀の中でもとくに栄養価が高い。

 

 

黒米

古代米の一種で、薬膳料理にも使われることから「薬米」とも呼ばれる。

食物繊維は白米の約7倍、カルシウムが約4倍、ビタミンB1が約4倍含まれる。黒米の色素であるアントシアニンには抗酸化作用があり、動脈硬化の予防、発ガンの抑制などに効果が期待されている。

 

 

赤米

こちらも古代米の一種。食物繊維が白米の約8倍、マグネシウムが約4倍、ビタミンB1が約5倍含まれる。

赤米の色素であるタンニンには、血液上昇を抑制する効果があるとされる。

 

玄米や雑穀に含まれるネガティブな成分

犬 雑穀米 毒 与え方 栄養 玄米 食べるとても豊富な栄養素が含まれていることが分かった雑穀。

しかし、発芽毒とよばれる「アブシジン酸」や「フィチン酸」といったネガティブ要素が指摘されているのはご存知だろうか?

ここでは、有害作用と与える前に知っておくべきことについて説明していく。

 

アブシジン酸

穀物は収穫後に乾燥状態になるのだが、この乾燥から身を守るためにアブシジン酸が生成される。

別名「ストレスホルモン」とも呼ばれるこの成分は、生命維持に重要な「ミトコンドリア」を攻撃して傷つけてしまうという説がある。

 

フィチン酸

雑穀に限らず、玄米や豆類にも含まれている「フィチン酸」は、体に必要なミネラルと結合する性質を持っている。

その結合力により、体内のミネラルを連れて体外に排出されてしまうため、ミネラル欠乏を起こすのではないか、ということが一部で言われている。

しかし、フィチン酸による体内のミネラル欠乏のリスクは少ないという論文も発表されている。玄米や大豆、小麦にもフィチン酸は含まれており、摂取による健康リスクは報告されていないことから、特に問題はないともされている。

 

与える前に知っておくべきこと

犬 雑穀米 毒 与え方 栄養 玄米 食べるこのように、雑穀には発芽毒と呼ばれるアブシジン酸とフィチン酸が含まれているが、これはあくまで雑穀を生で食べた時の話。

長時間浸水させて、しっかり炊き上げたものは無害化できるとされている。

 

つまり、適切な調理をしないと、せっかく豊富な栄養素を有効利用できず、逆に健康に悪い食べ物になってしまう可能性すらある、ということだ。

 

雑穀米の与え方

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市販のブレンドされた雑穀米には、白米との割合が書かれており、丁度いい具合に炊きあがる商品が多い。

もちろん、割合通りに炊いていただいてOKなのだが、犬に与える分は人が食べるよりも柔らかめに炊くか、おかゆ状にしてあげる必要がある。

犬は穀物を消化することは苦手なので、消化に優しく柔らかめにして与えるのがベスト。雑穀の中の粒が大きいものも細かく砕いてあげるとより良い。

 

また、前項でも説明した通り、雑穀米には食物繊維が豊富に含まれている。

適量であれば便通を良くして軟便や便秘を改善してくれる食物繊維だが、ほかの食材と併用する場合には摂取量に注意を。

摂り過ぎは逆に便が硬くなり、ウンチが出にくくなってしまうので、全体の食物繊維量を考えてから与えよう。

 

さいごに

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栄養価が高い雑穀は正しい食べ方をすることによって、安全に食することができ、且つ味わいもあり非常に美味しい。

でも、栄養豊富で美味しいからといって、与え過ぎては本末転倒になる。愛犬の体に合った適量を美味しく食べさせてほしい。

 

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