犬は「かまぼこ」を食べても大丈夫?原材料や犬との相性について

かまぼこ

かまぼこと言えば、多くの人は紅白の「板付きかまぼこ」を連想すると思うが、実はかまぼこにはたくさんの種類があるのはご存知だろうか。

お正月に食べる紅白の板付きかまぼこでお馴染みの「蒸しかまぼこ」をはじめ、「揚げかまぼこ」「焼きかまぼこ」「ゆでかまぼこ」などがある。

 

ちなみに、「ちくわ」もかまぼこの一種で、かまぼこのすり身を竹に巻きつけて焼いたもの。

その昔、かまぼこは竹を芯にして焼いて焼いて作っていたが、江戸時代以降、板付きかまぼこが作られるようになり、まぎらわしいことから、当初のかまぼこを「ちくわ」と呼ぶようになったのだ。

 

そんな練り物を代表する、かまぼこ。そのまま食べても調理しても美味しい食材で、食べていれば犬もおねだりしてくる機会も多いだろう。

今回は、かまぼこの原材料、犬との相性について紹介していく。

 

 

そもそも、かまぼこの原材料は何だろう?

かまぼこ

かまぼこの原料魚には、スケトウダラ(スケソウダラ)、イサキ、イトヨリダイ、エソ、オオギス、サメ類、イシモチ(グチ)、二べ、ハモ、ムツなど。いくつかの種類を混ぜて作られるのが一般的。

 

主に板付きかまぼこでは、白身魚の「白身の部分」のみを使用し、赤身や血合い部分は使わない。

捌いた魚の身を水にさらし、身の血液や脂肪を取り除き、石臼などですり潰してから、砂糖、塩、みりん、卵白などを加えて練り合わせるのだ。

 

本来、塩を加えて練ることで自然に粘り気が生じるのだが、後の整形をしやすくするため「増粘安定剤」などの食品添加物を加えることもある。

 

その後、板にすり身をつけて蒸したものが「かまぼこ」になるのだが、なかには蒸した後に焼き色をつけるもの、板がついていないものもある。

 

かまぼこを犬に与えても大丈夫?

かまぼこ

塩分量と添加物から、かまぼこを犬には与えないほうがいいという意見もあるようだ。

確かに、かまぼこには塩分も含まれてはいるが、その含まれている塩分量程度ではあまり気にする必要はない。

かまぼこを丸ごと1本与える方はいないと思うが、1~2切れ程度をお裾分けする程度であればOKだ。

 

また、かまぼこには保存料にソルビン酸カリウムという食品添加物も含まれているが、実はドックフードや犬用ジャーキー、歯磨きガムなどに使用されている成分。

食品添加物と聞けば身体に悪そうなイメージだが、ソルビン酸は食品の使用が認められている添加物の一種であり、食品の腐敗要因となる微生物の代謝や成長を邪魔する働きがある。

仮に一生食べ続けたとしても犬にとって害のある量ではないといわれているため、あまり神経質にならなくてもよい。

 

ただし、魚アレルギーをもっている場合は注意しよう。

犬にかまぼこを与えても問題ないが、かまぼこでアレルギー反応を起こす場合は、与えるのをやめるのはもちろん、勝手に食べないよう注意したい。

 

注目の栄養素も満点

かまぼこ

魚のタンパク質は、今注目を集めている栄養素のひとつ。

私たち人や犬にとっても欠かせない必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのだ。

さらにかまぼこは低脂肪な食材であるのも嬉しいところ。下ごしらえや手間のかかる魚調理と違い、簡単に使えるところも利点だ。

他にも、カルシウムやマグネシウム、鉄といったミネラル分も含んでいる。

 

犬にちくわを与えても大丈夫?

ちくわ

ちくわとかまぼこを簡単に説明すると、使う材料や作る工程がほどんど同じなため、その差はあまりない。

主に金属や細竹の棒に魚のすり身を巻き、焼き色をつけたものがちくわ。かまぼこも同様に魚のすり身を使い、成形して加熱する。

もちろん、ちくわを犬に与えても問題ない。

 

はんぺんは与えても大丈夫?

はんぺんはんぺんも、かまぼこの一種として知られているが、はんぺんに使用するすり身は、スケソウダラやサメ系の魚が中心になってくる。

それらをすり身にし、卵白や調味料を加えて練りこむのだが、すり下ろした山芋もすり身に加えている。あのふんわりした食感があるのは、山芋を加え、しっかり練ることにより生み出されているものなのだ。

また、塩分量もかまぼこやちくわに比べて低いのが特徴である。

 

ちくわ同様、犬に与えても問題ないが、副材料に山芋を使用しているため「山芋アレルギー」を持っている犬は避けよう。また、食べてアレルギー反応が出ないかどうか様子を見守るのも必要だ。

 

さいごに

かまぼこ

今回取り上げた、かまぼこ、ちくわ、はんぺんは、どれも加工の際に塩分を加えた練り物食品という共通点がある。

人も犬も体にとって塩分は必要不可欠なものではあるが、必要以上に摂った塩分は腎臓でのろ過機能に負担をかけてしまう。

過剰に摂取した塩分は腎臓で排出されるが、ストレスをかけ続けると腎臓に重大な問題を引き起こすきっかけにもなってしまうことは覚えておこう。

 

飼い主さんが食べていれば、愛犬だって同じものを食べたくなるのは当然のこと。だが、塩分を加えて作られた練り物食品は、お裾分け程度にとどめておくのがよさそうだ。

 

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