犬はモロヘイヤを食べても大丈夫?知らないと怖い?与え方と毒性について

モロヘイヤ

モロヘイヤの栄養価は野菜の中でもトップクラスを誇る。

古代エジプトにおいては、重い病の王様がモロヘイヤのスープを飲んで治ったという説があるほどだ。

それ以来、アラビア語で「王様の野菜(ムルキーヤ)」と称されるようになったと言われ、滋養強壮に良い食材として親しまれてきた。

今でもエジプトではモロヘイヤのスープが親しまれており、各家庭には「マハラタ」と呼ばれるモロヘイヤ専用の包丁が存在するほどなのだ!

 

今や比較的なじみのある野菜として、飲食店や食卓にも定着しつつある存在になってきたモロヘイヤ。当然、犬に与えても問題はないので、積極的にとりいれたい食材のひとつ。

ぜひ、扱い方をマスターして愛犬の食事にも活用してみよう。

 

 

犬にモロヘイヤを与える前に…毒性について

モロヘイヤは栄養価の高い食材として注目されている野菜であるが、実は毒性を含むため、注意しなければならないことがある。

まず、高い栄養価を知る前にその点について確認しておこう。

 

モロヘイヤの毒性とは?

モロヘイヤモロヘイヤの種子には「ストロファンチジン」という毒性の強い物質が含まれている。

この毒は特に、完熟したモロヘイヤの種子や茎中に高濃度で存在していることが確認されている。

人の場合、人体に入るとめまい、動悸、吐き気、場合によっては死を引き起こす非常に危険な毒だ。

種子を摂取した牛や豚の死亡例が日本及び、オーストラリアで報告されているが、これまで人における中毒例の報告はないようだ。

 

茎の部分は与えてはダメなの?

モロヘイヤ内閣府の食品安全委員会によると、野菜として市販されているモロヘイヤには毒性がない状態であるため、茎は安心して食べることができるとされている。

 

ただし、家庭菜園によって生育したモロヘイヤは、喫食可能かどうかの判断が難しいため、家庭で栽培しているモロヘイヤを食べる場合は、茎の部分は食べないよう注意が必要だ。

 

モロヘイヤの強心配糖体は、成熟した種子に最も多く含まれるほか、成熟種子のさや、成熟過程にある種子、発芽からしばらくの間の若葉などにも含まれますが、収穫期の葉、茎、根、並びにつぼみ発生期の葉、茎、根、つぼみには含まれないことが報告されています。また、野菜として市販されているモロヘイヤ、モロヘイヤ健康食品、モロヘイヤ茶などについても、強心配糖体は検出されないとの報告があります。

★引用:内閣府食品安全委員会 今が旬のモロヘイヤ~種子には毒性があるので家庭菜園での栽培時にはご注意を~

 

生では与えないほうがいいの?

モロヘイヤモロヘイヤは生でも食べられる食材だが、実際に生だと「えぐみ」を強く感じることもあるので軽く火を通すのが望ましい。

また、モロヘイヤにはシュウ酸も少なからず含まれている。

蓄積はシュウ酸カルシウム尿結石の原因にもなってしまうので、茹でてアク抜きするのがベスト。

シュウ酸は水溶性なので、茹でることによりその量を減らすことができるのだ。

 

さらに茹でることにより、モロヘイヤ特有のねばりも引き出されるので、軽く火を通してから与えるのがオススメだ。

 

 

モロヘイヤに含まれる栄養と効能

モロヘイヤ

モロヘイヤには皮膚や粘膜のサポートや、骨や歯を作るのに必要な栄養素が豊富に含まれているので、ぜひ愛犬の献立にも加えたい食材だ。

 

βカロテン

βカロテンが豊富に含まれているのも、モロヘイヤの魅力のひとつだ。

βカロテンには抗酸化作用があり、ガンの予防老化予防に効果的と言われている。

しかも、βカロテンは必要な量だけ体内でビタミンAに変換するという優れもの。ビタミンAは、視力を維持するには欠かすことのできない栄養素の一つでもある。

 

カルシウム
 
モロヘイヤは植物でありながらも非常にたくさんのカルシウムを含む。
 
その量は100gあたり260㎎と、骨ごと食べるしらす干し(210㎎)、めざし(180㎎)よりも多く含む。
 
 

カルシウムは骨や歯を作るのに必要な栄養素。それなりのドックフードを与えていれば、カルシウムを不足することはないだろうが、手作り食がメインの場合は、どうしてもカルシウムが不足しがちになってしまう。

しかも、犬の年齢に応じて必要量も変化するのだから、手作り派の方は意識して摂取したい成分

 
 
 

ビタミンK

ビタミンKの役割は、出血した時に血液を固めて止血する働きのほか、骨に存在するタンパク質を活性化し、骨の形成を促す作用がある。

犬は腸内細菌によってビタミンKが合成されると言われているが、それだけで1日の必要量を補えないともいわれている。そのため、普段の食事からも不足しないよう補ってあげたい。

 

ビタミンC

犬は体内でビタミンCを合成できるが、だからといって摂取しなくてもいいわけではない。年齢と共にその能力は低下するので長期的に摂取したい栄養素の一つなのだ。

ビタミンCの主な働きとして、活性酸素を無毒化する「抗酸化作用」が挙げられ、免疫力の向上、コラーゲンの生成を促すなど、身体の調子を整えるには欠かすことのできない栄養素なのだ。

 

愛犬のための下ごしらえと調理法

モロヘイヤの下茹で

モロヘイヤモロヘイヤを食べる時は軽く下茹でしてから使うのが一般的。

みなさんも、湯が沸いたらモロヘイヤを一気に投入し、15~20秒ほど湯がいた後に冷水にひたしているかと思う。

もちろん愛犬の分まで一緒に下茹でして問題ないのだが、「茹で汁」を使うのはNG。

前述した通り、茹でるとシュウ酸も溶け出してしまう。つまり、せっかく茹でてシュウ酸を減らしても、溶け出したシュウ酸が含まれる茹で汁を使ってしまっては意味がなくなってしまうからだ。

 

モロヘイヤの調理方法

モロヘイヤモロヘイヤは見た目によらず食物繊維が豊富に含まれている。

その含有量は100gあたり5.9gと、食物繊維を多く含むイメージのあるごぼう(5.7g)とほぼ同量であるため、下茹で後の調理は、できるだけ細かく刻んでから与えるのがオススメだ。

 

それと、「健康に良さそうだから」と思って与え過ぎてしまうと、消化不良や下痢気味になることもあるので適量を心がけたい。

 

さいごに

モロヘイヤ

青汁の原料としても知られているモロヘイヤだが、生で購入して調理したことがあるという人は少ないのではないだろうか。

しかし、モロヘイヤの調理はそんな難しいテクニックを必要としない。シンプルに茹でて刻んで与えるだけでも十分なモロヘイヤの栄養を摂ることができるのだ。

モロヘイヤの毒性については頭に入れておきたいところだが、基本的にスーパーで売られているものに関しては心配も少ないので、ぜひモロヘイヤの魅力を再確認し、愛犬の食事にも役立ててみてほしい。

 

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