犬はマッシュルームを食べても大丈夫?実は多彩な栄養を含んだヘルシー食材!

マッシュルーム

その姿がなんとも愛らしいマッシュルーム。

和名はツクリタケ。日本ではマッシュルーム(Mushroom)と呼び親しまれているが、実は英語で「キノコ」全般を指す言葉である。

ちなみに、舞茸はMaitake Mushroom、シイタケはShiitake Mushroomなど、英語で日本のキノコ類の食材は「〇〇 Mushroom」と表現される。

そんなマッシュルーム。ひと昔前は水煮の缶詰が主流だったが、最近ではお馴染みのホワイトマッシュルームのほか、クリーム種やブラウン種、傘の大きなジャンボマッシュルームなど、実にバラエティ豊かな種類が登場するようになった。

料理のわき役として使われることの多い食材だが、栄養と効能はどうなっているのだろう。犬は毒キノコ以外なら食せると聞くのだが、気になるところだ。

今回はマッシュルームの魅力と犬の相性、栄養・効能なども含めて紹介していこう。

 

 

犬にとっても多彩な栄養を含んだヘルシー食材

マッシュルーム

マッシュルームは他のキノコ類と同様の特徴があり、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれている。

まずビタミンB群だが、「そもそもビタミンB群って何ですか?」とならないよう少し説明したい。

ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン(B3)、葉酸、パントテン酸(B5)、ビオチン(B7、ビタミンHと呼ばれることも)の8種類があり、これらを総称して「ビタミンB群」と呼ぶ。

ビタミンB群は基本的には炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝に必要な成分である。つまり、人や犬にとっても生きるためのエネルギーを作るには欠かせない栄養素でもあるのだ。

 

では実際に、マッシュルームに含まれているB群をチェックしてみよう。

ビタミンB10.06mg
ビタミンB20.29mg
ナイアシン(ビタミンB3)3.0mg
パントテン酸(ビタミンB5)1.54mg
ビタミンB60.11mg
ビオチン(ビタミンB7)10.6㎍

(※いずれも100gあたりの数値)

こうして見ると、マッシュルームには実に様々なB群を含んでいることが分かる。

B群はどれかひとつだけでは効果を発揮しにくい成分。互いに助け合ってその機能を発揮するので、一つだけの大量摂取よりもバランスよく摂取することが大切だ。

 

だが、マッシュルームの栄養はこれだけではない。

利尿作用や血圧を下げる働きのあるカリウムや、便質の改善に効果のある食物繊維なども含まれている。しかも、カロリーにいたっては100gあたり11kcalと、これはキノコ類の中でもダントツに低い数値。

 

可愛い見た目のマッシュルームだが、実は多彩な栄養を含んだヘルシー食材なのだ!

マッシュルームの栄養と効能

マッシュルーム

ビタミンB1

ビタミンB1はエネルギー代謝に必要な栄養素といわれ、記憶力や認知機能を正常に保つ働きや、脈拍数や血圧が上がりすぎないように調節する。別名、「神経系のビタミン」とも表現され、ビタミンB1の欠乏は運動失調や神経伝達に障害が発生しやすくなる。

 

ビタミンB2 (リボフラビン)

糖質、脂質、タンパク質を分解する酵素のサポート役として働く。

別名「発育のビタミン」とも言われ、発育促進に重要な役割を果たしてくれる。ほかにも、皮膚、被毛、爪などの細胞を作るためにも必要と言われている。

 

ナイアシン

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、基本的には肉や魚に多く含まれている成分。
 
糖質、脂質、タンパク質の代謝に欠かせない。循環系、消化器系、神経系などの働きをサポートしてくれる。
 
 
 
 

ビタミンB6

「ピリドキシン」とも呼ばれる水溶性ビタミンの一つ。

ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に作り変える働きがあり、効率よく体内へ取り込むには欠かすことのできないビタミンと言われている。

また、ビタミンB6を活性化するには、ビタミンB2の摂取も必要になってくる。マッシュルームのようにビタミンB2も持ち合わせた食材は、まさに効率のいい食材と言えるだろう。

 

カリウム

カリウムは、体に含まれている余計な塩分(ナトリウム)を排出する効果があることから、利尿作用血圧を下げる働きに期待ができる。

 

食物繊維
 

マッシュルームに含まれる食物繊維の割合は、100gあたり不溶性1.8g、水溶性0.2gと、不溶性食物繊維を多く含み、便質の改善や便通を促す働きに期待ができる。

ただ、食物繊維量でいえばキノコ類の中では少なめだが、実は同じグラム数で比べた場合のキャベツ100g(食物繊維量1.8g)とほぼ同程度の量を含んでいるのは知っておこう。

他のキノコ類に比べて食物繊維量は確かに低いが、与え過ぎないよう適量を心がけたい。

 

意外と知らない、マッシュルームの色の違い

マッシュルームマッシュルームは傘の色の違いで、「ホワイト種」「オフホワイト種」「クリーム種」「ブラウン種」に分けられるが、それぞれの成分に違いはない。

ただ、菌の種類の違いによって、風味や味わいに差があるようだ。

 

ホワイト種
なめらかで純白の外観が美しいため、生食として好まれる。純白な分、汚れや傷による変色が目立ちやすい。

 

オフホワイト種
色がやや灰色がかった白色で、ホワイト種に性質が似ている。ホワイト種と同じく生食として多く使われる。

 

クリーム種
淡褐色で中型の傘のものが多い。加工用、加熱用として好まれる。

 

ブラウン種
褐色で大型の傘のものが多く、収穫量も多い。生のままではクセがあるため、クリーム種と同じように加工、加熱用として好まれる。シイタケにも含まれる旨味成分「グアニル酸」が多く含まれているため、ダシ取りやスープなどに適している。

与える前におさえておきたい2つのポイント

「生食」なら新鮮なホワイトマッシュルームを選ぼう

ホワイトマッシュルームまず、購入するときのポイントとして、傘が開いていないもの、触ってしっかりしているものが鮮度の良い証。

色が悪くなっていたり、水分がにじんで柔らかくなったものは鮮度が落ちている状態なので、固くしまりのあるものを選ぶのがよい。

また、生食が可能な目安は「収穫後」3~4日。保存状態にもよるが、スーパーなどで購入後は冷蔵庫(2~5℃)で保存し、できるだけ新鮮なうちに生で食そう!

それと、犬が消化しやすいよう細かく刻んであげるのも手を抜かず行いたい。

 

 

「加熱」ならブラウンマッシュルームがオススメ

ブラウンマッシュルームブラウンマッシュルームは味が濃く香気にも富んでいる。しかも、ダシを取るにも向いているので、スープ状にするか、他の具材と煮込む、炒めるなどがオススメ。

しかし、マッシュルームに含まれているビタミンB群は、すべて水に溶けやすい水溶性のビタミンで熱に弱い性質を持っている。

そのため、ビタミンB群を余すことなく摂取するなら「煮汁」ごと使った調理方法がベスト。

加熱調理でブラウンマッシュルームのポテンシャルを引き出すなら、煮汁も一緒にお試しあれ。

 

さいごに

マッシュルーム

わき役とは言えど、料理に入れると見た目も食感もアクセントになるマッシュルーム。

見た目はコロコロとして、しばらく飾っておいきたい可愛らしさだが、その見た目にはない様々な栄養が含まれていることが分かった。

低カロリー、栄養豊富なヘルシー食材なので、愛犬のメニューにもぜひ活用してみてはいかがだろうか。

 

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