犬はほうれん草を食べても大丈夫?まずはおさえておきたい!3つのポイント

ほうれん草

ほうれん草の旬は11月~2月の冬。

おひたしを筆頭に、和え物やナムルなどの定番料理には欠かせない食材だ。

今や一年を通して購入することができるが、実は収穫される季節によって栄養価が異なるのはご存知だろうか。

ほうれん草は10℃を下回る寒さにも耐えられる野菜であり、そのような環境で育つとより甘みを増すという。しかも、旬の時期のほうれん草は栄養価が最もピークとなり、旬が外れた夏の時期と比較するとビタミンC含有量は3倍も異なるというのだ。

「総合栄養野菜」とも呼ばれ、高い栄養価が期待できるほうれん草だが、犬にとってはどうなのだろう?人間でも、結石の原因になるシュウ酸が多く含まれているので気になるところである。

今回は、そんなほうれん草の栄養や効能、与え方などについて説明していく。

 

 

犬にほうれん草を与えても大丈夫?

ほうれん草

結論を先に述べてしまえば、与え方にさえ注意すれば、むしろ愛犬の健康維持にも活用したい食材である。

ほうれん草には、貧血予防・改善、赤血球を作る材料にもなる「鉄分」が、100gあたり2.0mgと豊富に含む。しかも、鉄分の吸収を促す働きがあるビタミンCも豊富。ビタミンCは免疫力をあげる働きもあるため、愛犬の身体の調子を整えるには効果的といえる。

 

他にも、βカロテンや利尿作用のあるカリウムなどをはじめ、ビタミンE、K、B群、カルシウム、マグネシウムなど、総合栄養野菜と呼ばれるだけあって、実に様々な栄養を含んでいるのだ!

 

一方、気になる結石の原因になるシュウ酸だが、どの位含まれているのだろうか。実際に、家庭でも扱う機会が多い野菜と比較してみよう。

種類含有量(mg)
ほうれん草800
キャベツ・レタス300
大根・カブ50

(※いずれも100gあたりの数値)

 

ほうれん草、家庭でもよく使われている野菜とで比較してみた。

確かにほうれん草は野菜の中でも多く、環境省が発表しているペットフード・ガイドラインの中でも「与えすぎないほうが良いもの」の中にほうれん草は入っている。

シュウ酸が多く含まれているため、 シュウ酸カルシウム尿石症の原因になります。 茹でてアク抜きをすることで、 シュウ酸の量を減らすことができます。

★引用:注意が必要なもの、 与えすぎないほうが良いもの ≪環境省≫

 

とはいえ、シュウ酸は水溶性なので茹でることにより減らすことができる。

しかも、ほうれん草を3分茹でた場合のシュウ酸除去率は37%~51%になる言われている。つまり与え方をしっかりマスターすれば、犬に与えても大丈夫な食材なのだ。

 

ほうれん草に含まれる犬に役立つ栄養と効能

ほうれん草

βカロテン

βカロテンには抗酸化作用があり、ガンの予防老化予防に効果的と言われている。しかも、βカロテンは必要な量だけ体内でビタミンAに変換するという優れもの。ビタミンAは、視力を維持するには欠かすことのできない栄養素の一つ。

 

ビタミンC
 
犬は体内でビタミンCを合成できるが、だからといって摂取しなくてもいいわけではない。年齢と共にその能力は低下するので長期的に摂取したい栄養素の一つ。
 
ビタミンCの主な働きとして、活性酸素を無毒化する「抗酸化作用」が挙げられ、免疫力の向上、コラーゲンの生成を促すなど、身体の調子を整えるには欠かすことのできない栄養素なのである。
 
 
 
ビタミンE
 
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、アンチエイジング効果が期待できる栄養素である。
 
また、強力な抗酸化作用で活性酸素を無害化すると言われており、動脈硬化の予防に期待ができる。
 

 

カリウム

ほうれん草にはカリウムも豊富に含まれている。

カリウムは、体に含まれている余計な塩分(ナトリウム)を排出する効果があることから、利尿作用血圧を下げる働きに期待ができる。

 

鉄分

鉄分は貧血予防や改善に効果的と言われている。鉄分は赤血球の中の「ヘモグロビン」を作るのに欠かせない材料である他にも、赤血球が酸素を運ぶ手助けをしてくれる大切な役割がある。
 

まずはおさえておきたい!ほうれん草の与え方

ほうれん草

ほうれん草には実に様々な栄養が含まれており、栄養価が高い食材であることも分かった。

しかし、愛犬に与える時はシュウ酸を多く摂取させないための工夫が必要だ。

 

ほうれん草は茹でてから与えるのがベスト

ほうれん草を茹でるほうれん草を茹でると「アク」が出てくるが、このアクにはシュウ酸が含まれている。そのため、茹で汁ごと使ったレシピは避けるようにしよう。

また、茹でる時も切らずに1~2束ごと茹でるのがよい。茹でた後は、水をはったボールに移して軽く熱を取り、根から葉先に向かって水分を絞ると上手にアクを取ることができる。あらかじめ切ったものを茹でると、栄養の損失が大きくなるので、食べやすいサイズにカットするのは茹でてからにしよう。

ただし、あまり長い時間茹でていると他の栄養素も流れ出してしまうため、あまりグズグズしてはいられない。

そのため、水溶性のシュウ酸はサッと茹でて減らそう。まとめて茹でておいて冷凍しておくのも賢い方法だ。

 

食べ合わせも重要なポイント

ゴマ従来では、多くの結石にカルシウムが関係していることから、カルシウムの摂り過ぎが原因のひとつとされていた。しかし、その後の研究により、むしろカルシウムと一緒に摂ることにより、シュウ酸の吸収を減らすことが分かってきたのだ。

そのため、犬にほうれん草を与える時はカルシウムを多く含む食材との食べ合わせがおススメだ。カルシウムと一緒に摂取することにより、腸内でシュウ酸とカルシウムが結合して、吸収されずに便として排出されるのだ。

ちなみに、カルシウムを多く含む食材といえば、海藻類ならひじき、豆類なら豆腐や納豆、それ以外であればゴマなど、カルシウムを含む食材はたくさんあるので、愛犬の体質にあったものを選んであげよう。

 

水分補給も大切な予防のひとつ

犬水分補給水分不足になると、尿の濃度が高まり結石を起こしやすくなると言われている。

小さな結石なら尿と一緒に排出されることも多いので、ほうれん草を与えた後は水分を取らせることも予防に効果的である。

 

さいごに

ほうれん草

今や一年を通して手に入るため「旬」を意識して食べる機会は少ないかもしれない。

しかし、旬の野菜は最も生育条件が揃った環境で育てられているため、味もさることながら、収穫量も多く価格が安価になりやすい。

また、ほうれん草は豊富な栄養素を含むだけでなく、収穫される時期によって含まれる栄養量に差がでる野菜なので、旬のほうれん草もぜひ味わってみてほしい。

 

与え方の基本をしっかりマスターして、愛犬の健康維持にも活用しようではないか。

 

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