犬はレバーを食べても大丈夫?気になるレバーの栄養価と期待される効果とは?

レバー

レバーは肝臓のことで、豚、鶏、牛などのレバーが一般的に広く販売されている。レバーといえば、「鉄分」が豊富に含まれていることで知られているが、鉄分のなかでも「ヘム鉄」「非ヘム鉄」があるのはご存知だろうか?

主に、肉や魚に多く含まれているヘム鉄と、野菜に含まれる非ヘム鉄に分けられるのだが、ヘム鉄のほうが鉄としての吸収率が高い。

しかし、現代人が食事から摂取する鉄の85%以上は、吸収率の低い非ヘム鉄なのが現状と言われている。そのため、鉄分補給には吸収性に優れたヘム鉄を豊富に含んだレバーがうってつけなのだ。

 

そんな鉄分豊富な食材であるレバーは犬が食べても問題ないとされている。今回は、レバーの種類や栄養、与え方の上手なテクについて紹介していく。

 

 

犬にとってもレバーは栄養価が高い食材!

レバー

レバーの栄養素で特筆すべき成分は、鉄分とビタミンA。

まずは鉄分だが、実はレバーの種類によって含有量が異なる。まずは、スーパーで一般的に売られている、豚・鶏・牛で比較してみよう。

 

13.0mg9.0mg4.0mg

(※100gあたりの含有量)

 

豚・鶏・牛で比較してみた。

表を見ても分かる通り、レバーの中でも豚レバーがダントツに鉄分が多い。一方、牛レバーが少ないように思えてしまうが、それでも鉄分を多く含むほうれん草の2倍の含有量を誇るのだから驚きだ。

 

また、レバーにはビタミンAも豊富に含まれており、なんとにんじんの10倍もの量を含有しているのだ。ビタミンAは、視力の維持、皮膚や喉の粘膜の潤いを保つ、ガンを抑制する等の効果があるとされている。

レバーは他にも、タンパク質、ビタミンC、B2、B12、ナイアシン、葉酸など、犬の健康にとって役立つ栄養素が幅広く含まれているのも特徴だ。

 

レバーに含まれる栄養と期待される効果

レバー

鉄分

レバーには鉄分が豊富に含まれているのは、前項でも説明した通り。
 
鉄分は貧血予防や改善に効果的と言われている。鉄分は赤血球の中の「ヘモグロビン」を作るのに欠かせない材料である他にも、赤血球が酸素を運ぶ手助けをしてくれる大切な役割がある。
 

 

ビタミンA

ビタミンAは、動物由来のレチノールと、植物由来のβカロテンに区別される。レバーに含まれるビタミンAはレチノールに区別され、活性化ビタミンであるため体内で変換する必要がない。また、脂溶性であるため、油と一緒に調理することで体内での吸収率が高まるのが特徴である。

ビタミンAには粘膜を強く丈夫にする作用があることから、目・口・鼻・喉・皮膚などの健康維持をサポートしてくれる。また、体を酸化から守ってくれる抗酸化作用をもち、ガンの抑制効果もあるとされている。

 

ビタミンB2 (リボフラビン)

糖質、脂質、タンパク質を分解する酵素のサポート役として働く。

別名「発育のビタミン」とも言われ、発育促進に重要な役割を果たしてくれる。ほかにも、皮膚、被毛、爪などの細胞を作るためにも必要と言われている。

 

ナイアシン

ビタミンB3とも呼ばれ、基本的には肉や魚に多く含まれている成分。
 
糖質、脂質、タンパク質の代謝に欠かせない。循環系、消化器系、神経系などの働きをサポートしてくれる。
 
 
 
ビタミンC
 
犬は体内でビタミンCを合成できるが、だからといって摂取しなくてもいいわけではない。年齢と共にその能力は低下するので長期的に摂取したい栄養素の一つ。
 
ビタミンCの主な働きとして、活性酸素を無毒化する「抗酸化作用」が挙げられ、免疫力の向上、コラーゲンの生成を促すなど、身体の調子を整えるには欠かすことのできない栄養素なのだ。
 
 

 

与える前に知っておきたい!豚・鶏・牛で違う特徴

レバー

レバーと一口で言っても、豚、鶏、牛の3種のレバーにはそれぞれ微妙な差がある。鉄分とビタミンAが豊富なことには変わりないが、知っておいて損はない。

 

豚レバーは犬の体を維持するタンパク質が豊富

ビタミンA、Bともに鶏に次いで多く含まれているが、タンパク質は3種中一番高い。タンパク質は、血、骨、筋肉、皮膚、被毛など、犬の体を作るには欠かせない材料となる。

 

 

鶏レバーは3種類の中では低カロリー

鶏レバーは、豚や牛に比べ低カロリーであるため、摂取カロリーが気になる場合は鶏レバーを選ぶのもよい。また、鶏レバーはビオチンや葉酸を多く含むのが特徴。

 

111kcal128kcal132kcal
(※100gあたりのカロリー)
 
 
 
 

味で選ぶなら牛レバー

豚、鶏、牛の中では、牛レバーが美味しいと言われている。

味で選ぶなら牛レバーがおススメだが、食べ過ぎには注意しよう。また、赤血球の形成(造血)には欠かせないビタミンB12が多いことが特徴。

そのため、鶏、豚に比べて鉄分は少ないものの貧血改善に期待が持てる。

 

まずは与え方の基本をマスターしよう!

レバーレバーは加熱してから与えるのが基本

鮮度には関係なく、豚や鶏、牛などのレバーには、食中毒の原因となる菌やウイルス、寄生虫がついている場合があるので、中までしっかり加熱したものを与えるようにしよう。

最近では、犬の健康にプラスの効果があるとして「肉の生食」が注目されているが、レバーのような内臓肉はリスクが高いので避けるのが無難。

 

いずれも加熱しないで食べると重篤な食中毒を引き起こす危険性があることから、豚レバーと牛レバーを生食用として販売・提供することが法律で禁止されているほどだ。

いかに新鮮なレバーであっても、加熱したものをおススメする。

 

 

毎日習慣的には与えないのがベスト

レバーは栄養豊富であるが、実はコレステロールが高い食材でもある。

下の表は、3種類を比較したものだが、鶏レバーがダントツで高い。コレステロールを気にする場合は、豚レバーか牛レバーを選ぶのもよい。

 

370mg250mg240mg

(※100gあたりのコレステロール含有量)

 

コレステロールは脂質の1種であり、犬にとっても必要な栄養のひとつではあるが、摂りすぎは糖尿病をはじめ、甲状腺機能低下症、胆管閉鎖などに繋がるので注意したいところである。

 

さいごに

レバー

吸収率が高いヘム鉄とビタミンAを豊富に含む食材、レバー。

 

ビタミンAといえば、人の場合は過剰摂取による害が知られており、摂取上限が設定されている。一方、犬の場合は人間とは体の作りが異なるため、よほどの量を摂取しない限りは、過剰摂取にならないという。

 

その独特の臭みから苦手意識を持つ方も多いが、ミネラルなどの栄養も豊富なため、健康によしとして近年注目を集めている。健康維持のためにも、日頃から愛犬と一緒に食べたい食材なのだ。

 

こちらの記事もCheck! 犬は豚肉を食べても大丈夫?赤身と脂身つきでの気になるカロリー

 

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