犬はキャベツを食べても大丈夫?食べる胃腸薬!?その栄養と効能

犬 キャベツキャベツは、今でこそ1年中出回っているが、もともとは冬だけの野菜というのはご存知だろうか?

一般的な冬キャベツと言われる「寒玉(かんだま)」をはじめ、春キャベツ(出始めは新キャベツとも呼ぶ)や夏から秋にかけて収穫される夏秋(かしゅう)など、暖かい気候でも収穫できるよう品種改良されてきたのだ。

 

キャベツと言えば、特有の栄養素であるキャベジン(ビタミンU)をはじめ、実にさまざまな栄養が含まれているのも魅力のひとつ。

もちろん犬に与えても問題ない食材のひとつであるが、他にどのような魅力が隠されているのか早速調査してみよう。

 

 

キャベツの種類

犬 キャベツ

大根やブロッコリーと同じアブラナ科の野菜であるキャベツは季節によって種類が異なる。

 

  • 春キャベツ・・・春から夏の始めに収穫されたものが春キャベツと呼ばれ、水分を多く含んで柔らかい。
  • 夏秋・・・夏から秋にかけて収穫される夏秋(高原キャベツとも呼ばれる)は葉も柔らかく甘みも強い。
  • 冬キャベツ(寒玉)・・・晩秋から冬にかけて収穫される冬キャベツ(寒玉)は、巻きがしっかりして、ずっしりと重い。冬場は特に甘みが増すのも特徴だ。

 

犬にとってキャベツに含まれる栄養と効能

犬 キャベツ

ビタミンC
キャベツには100g中40mg程度と、多くのビタミンCが含まれている。

犬は体内でビタミンCを合成できるが、だからといって摂取しなくてもいいわけではない。年齢と共にその能力は低下するので長期的に摂取したい栄養素の一つ。

ビタミンCの主な働きは免疫力アップ、白血球の機能強化、腸内環境を整えるなど、犬の健康維持には欠かせない栄養素なのだ!

 

ビタミンU(キャベジン)

正式名は塩化メチルメチオニンスルホニウム。なんとも長い名だ…(;´Д`)

また、キャベツの搾り汁から発見されたため「キャベジン」とも呼ばれている。

ビタミンUには胃酸の過剰分泌を抑えたり、胃の粘膜の保護や修復をする作用があり「食べる胃腸薬」とも言われている。

 

ビタミンK

ビタミンKの役割は、出血した時に血液を固めて止血する働きのほか、骨に存在するタンパク質を活性化し、骨の形成を促す作用がある。

しかも、キャベツのビタミンK含有量は野菜の中でもトップクラスを誇っている。

犬は腸内細菌によってビタミンKが合成されると言われているが、それだけで1日の必要量を補えないともいわれている。普段の食事からも不足しないよう補っていきたい。

 

カルシウム

骨や歯を作るのに必要なカルシウム。主に外側の葉と芯の近くに特に多く含まれている。

それなりのドックフードを与えていれば、カルシウムを不足することはないだろうが、手作り食がメインの場合は、どうしてもカルシウムが不足しがちになってしまう。

しかも、犬の年齢に応じて必要量も変化するのだから、ドックフードにはトッピングで少量、手作り食がメインであれば、キャベツを上手に活用するなど、上手に使い分けてみるのもおススメだ!

 

ファイトケミカル

ファイトケミカルとは、植物の色、香り、アクなどの成分から発見された化学物質。一見すると、アクと言えば必要ないように思うが「健康にとって良い影響があるのではないか?」と見直されている。

キャベツや大根などの淡色野菜などに多く含まれているが、注目すべき点はその抗酸化作用。活性酸素による細胞の酸化を弱めたり、除去する働きなどが期待できる。

 

犬にキャベツを与える前に知っておきたい事

犬 キャベツ

ビタミンCやビタミンUを摂るなら「生」で与える

水溶性ビタミンであるビタミンCビタミンUは、水にさらしたり茹でることによって、その栄養が流れ出てしまう。

特にビタミンCは水溶性に加え熱にも弱い性質なので、ビタミンCやビタミンUを目的に摂取させるのであれば、犬には生のまま与えるのがベストである。

他にも、ダイエット中の犬には、フードのカサ増しにも適しているので、空腹感を紛らわす手段として有効ともいえるだろう。

ただし、生野菜の消化は犬にとっては難しいため、細かく刻んで消化に優しい状態にするのも忘れずに。

 

 

食べる量を増やすなら茹でる

キャベツの栄養を効果的に摂取したい場合は、生のまま犬に与えるのもひとつの方法だが、ほとんどが水分のためカサの割りにそれほどたくさん食べることはできない。

 

そこでオススメなのが加熱調理することだが、中でも手軽な茹でキャベツは野菜のカサが減り、食べる量を増やすこともできる。

しかも、加熱によって野菜の組織が分解されやすく生野菜より消化されやすいのも利点だ。

 

 

甲状腺に疾患のある犬は念のため注意

甲状腺は、甲状腺ホルモンという代謝を促すのに大切な物質を作って血液中に流してくれる重要な器官。

キャベツには「ゴイトロゲン」という、甲状腺ホルモンをつくるのに必要な「ヨウ素」の吸収を妨げる成分が含まれている。

健康な犬であれば神経質になる必要もないが、もともと甲状腺に疾患のある犬は念のために注意する必要があるだろう。

 

おわりに

犬 キャベツ

1年を通して手軽に購入できるキャベツは、基本的に犬に食べさせても問題なし。

特にキャベツに含まれるビタミンCやビタミンUなどは、胃腸を守り免疫力を高める効果があるので、愛犬の健康を底上げしてくれる頼もしい存在である。

また、消化不良の予防に効果的とされるキャベツは食物繊維も含まれているため、腸内環境を整える効果も期待ができる。

 

実に様々な栄養があるキャベツ。食卓に登場する機会も多いので、愛犬の食事にもぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。

 

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